栃木と言えばやはり外せないのが宇都宮餃子。
那須からの帰りに寄り道して行列のできる餃子専門店2店をはしごしてきました。
そもそもなぜ宇都宮は餃子の街なのか
にゃんで?
そいえば何で宇都宮は餃子が有名なんだっけ?
ぼんやりとは知っていましたが、改めて調べてみました。
時代は戦時中にさかのぼる。当時、宇都宮にあった陸軍第14師団は、長く満州に派遣されていた。その兵士が宇都宮に帰ってきた際、現地で食べられていたギョーザを広めたことが「宇都宮ギョーザ」の発祥と言われているそうだ。
また、栃木県は、ギョーザに欠かせない野菜である「ニラ」の年間生産量でもいつも全国1位、2位を争っている。安くて栄養のあるギョーザは、寒暖の差が大きい宇都宮では、スタミナ源として好まれてきたという。
1990年、まちおこしになるものを探していた市の職員が、宇都宮市のギョーザの購入額が日本一ということを知り、「ギョーザでまちおこしをしよう」と発案。これを受けて、観光協会が市内のギョーザマップを作ったり、ギョーザ店が集まって「宇都宮餃子会」を発足させたりといった取り組みが始まったのだという。
出典:マイナビニュース
つまり、
・満州(中国)に派遣されていた兵士がギョーザ文化を宇都宮に持ち込んだ
・栃木はニラの一大産地だった
・実は宇都宮市はギョーザ購入額日本一だった
ということから、町おこしとして「餃子」が脚光を浴びたというわけですね。
日本人の多くは餃子が好きであり、宇都宮の餃子クオリティが高かった。
こうして餃子による町おこしは大成功となったようです。
今回その中でも行列店の「正嗣」と「みんみん」を食べ比べ。
どちらもコスパ最強の美味しさでした!
ぎょうざ専門店「正嗣(まさし)」宮島店
遅くなると品切れになってしまうというアドバイスをいただき、まずは「正嗣」へ。
この日は日曜日ということもあり、13時を過ぎていてもこの行列。大人気です。
お持ち帰りはお店の正面向かって左手に、店内で食べる場合は右手に並びます。
隣のお好み焼きでいいんじゃという気分になる
裏の小道に回るとずらりと行列。
我々が並んだ後にもさらにどんどん列ができていきました。
最後尾だったところに後ろに人が並ぶとなんだか優越感。
はい、人間が小さいですね。
しばらく並んでいると、列に並ぶ人々に眼鏡の男性店員さんがお店のシステムの説が始まりました。
・店内の食事は餃子とお水だけ
・混雑のため追加注文できません
・席はいっぱいだけどフライパンには空きがある
・なので持ち帰りは早く提供できちゃいます
・近くのセブンでビールとおにぎりが売ってますね
・さあでは持ち帰りでいいという方!?
軽妙な口調。
いやー餃子だけでなく口上もうまいです。まだ食べてないけど。
ちなみに正嗣のお向かいには「昆虫研究器具専門店オーレリアン」というお店があります。
閉まっていたので営業しているかは不明です・・・。
全国への宅配も可
1時間近く並んだでしょうか。
ようやくお店の前までたどり着き、入店まであと一歩というところまできました。
お持ち帰りは確かにスムーズだったので、持ち帰りにしてコンビニで飲み物を買ってどこかで食べるのでも全然ありですね。
正嗣の餃子1人前は6個。
大人なら2人前が目安のようです。
餃子1人前は210円。
安い・・・!!!
店内で食べられるのは焼餃子と水餃子のようです。
人数と注文数は予め並んでいるときに確認してくれます。
そしていよいよ入店の時がきました。
席はカウンターのみ。
既にお水とタレ用のお皿が準備されていました。
キッチンでは次々と餃子が焼かれています。
店員さんはこの日は男性2名、女性2名の4名でした。
2人で水餃子1と焼き餃子2を注文し、まずやってきたのは水餃子。
ぷりモチの皮にギュッと詰まった具が美味しいです。
ツルっと食べられる水餃子はややあっさりめ。
そしていよいよ本命の焼餃子がやってきました!
小ぶりと書いてありましたが、それなりの大きさ。
よくスーパーで売っているチルド餃子くらいの大きさはあります。
宇都宮餃子の普通の定義は一体どのくらいなのか。
中の具材には野菜がたっぷり。
うまみが詰まっています。
水餃子も美味しいけど焼餃子がやっぱり好きかな。
そして餃子だけ食べて店を出るというのが潔くていいなと思いました。
餃子舗「宇都宮みんみん」宮島町本店
そして2軒目は「みんみん」。
こちらでは専属の警備員さんが列を管理しています。
お店の前には並びきらないので、道を挟んだ駐車場に列が続いていました。
駐車場にはおトイレもあるので行列でも安心。
ちょうどいい場所にみんみんのメニューも置いてありました。
水餃子、焼餃子だけでなく揚餃子まで。
そしてみんみんにはライス、ビールもあります。
餃子は正嗣と同様1人前6個です。
イケてるマット
駐車場側の列から昇格し、お店の前まで来ました。
みんみんは席数が多いので回転が速く、並んでいるようでも思ったよりすぐに入れました。
店内は広く、席はテーブルとカウンターがあります。
食べると鼻水が出る人間にとってはこうしてあちこちに置いてあるボックスティッシュは心の底からうれしいです。
みんみんではお水だけでなくお茶もいただけました。
このお茶がまたさっぱりしておいしかったです。
焼餃子1、水餃子1、ライスを注文。
そしてやってきました焼餃子。
さっき餃子を1.5人前食べたはずなのに、こうして目の前にするとまたお腹が空くという餃子の魔力。
整然と包まれた餃子に職人の技を感じます。
眺めていたらライスがやってきました。
ライスにはお漬物もついてくるのがうれしいです。
これで330円(税抜き)というのだから宇都宮すごい。
具材はやはり野菜のうまみがたっぷり。
たまたまかもしれませんが、正嗣よりも肉汁が多くジューシーでした。
ごはんとの相性抜群です。
調子に乗って水餃子も頼んでしまいました。
でも水餃子って水分があるからか、後半かなりお腹にたまってきました。
あとごはんに水餃子はあまり合わないですね(笑)。
ちなみに揚餃子を食べた方に聞いたら焼餃子の美味しさには到底及ばなかったそうです。
正嗣とみんみんどちらが美味しかったか
正直に申し上げます。
私の舌ではどっちも美味しいとしか言いようがありません。
だって餃子という食べ物自体がそもそも美味しいんだもの。
時間が許すのであれば、安いし両方食べたらいいと思います。
もしくは正嗣で持ち帰りとして買った餃子をみんみんに並びながら食べるのがベストかと。
そして王道の焼餃子を食べるのが一番美味しいと思いました。
餃子専門店 正嗣宮島町本店
宇都宮みんみん 宮島本店
「正嗣」は楽天でも買えるみたいです\(^o^)/
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宇都宮みんみんは食べ比べセットに入っていました。
「みんみん」で検索すると別のみんみん餃子が出てくるのですが、こちらには宇都宮みんみんも入っています。
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母が餃子大好きなので、母の日ギフトにしようと思います。