この花々をマークイズの屋上でクレープに巻いて食べました。
じゃなくて。
事実だけど。
我々はふくねこの地元の海岸で指輪を探していました。
釣りに行こう、とふくねこの地元の海に行ったのです。
そしてすっぽ抜けたのです。
相方さんの指輪が。
ふくねこはあまりペアリングとか欲しがるタチではないのですが、なぜか相方さんとのペアリングは身に付けたいと思いました。
その申し出を相方さんは受け入れてくれ、吉祥寺の街をさまよい、ようやく手に入れたペアリングだったのです。
お互い「ペアリングを選んで買う」などという行動が不慣れなもので、アクセサリー売り場で立ち止まることができず、通り過ぎては
「いやー無理無理!!」
と苦笑いしたり
お店を覗こうと試みるも、キレイ系な店員さんが近付いてくると二人ともそそくさと立ち去る、
ということを繰り返し
たまたまおじいさんが営んでいる一軒のシルバーアクセのお店を見つけたのです。
我々は確信しました。
ここならいける・・・!!!
そうして適度にほっておいてくれるおじいさんのお店でシルバーのペアリングを手に入れたのです。
これはちょっとリメイクして、今の結婚指輪にもなっています。
おじいさんが無料で文字を入れられる旨を告げましたが、当時購入することで精神的にいっぱいいっぱいだった我々の回答は揃って「否」でした。
彫っておけば良かったかな、とも思いましたが、当時の我々にそんな余裕はなかったのでした。
指輪がすっぽ抜けたのは暗い時で、探し続けましたが見つけることはできませんでした。
釣りで数匹の獲物を得た我々は、日中、再度指輪を探しに行きました。
(釣りをしていたのはちょっと離れた堤防)
でもやっぱり見つからず、近くでビーチパラソルを立てて寛ぐ昭和のサーファーのようなカップルに、何やってんだこいつら的な目で見られていました。
ああ、やっぱり見つからないよなあ…
その時です。
「あった」
カップルが流しているBGMからは、たまたま我々の敬愛するMr.Childrenのシーソーゲームが流れていました。
なんだこの偶然は!!
桜井さんありがとう!!!
そんな指輪なので、見つかって本当にうれしかったです。
「本当に必要なものは戻ってくるんやなあ」
的な言葉を相方さんが言っていたのを覚えています。
あと、mixi友達の自宅で餃子とたこ焼き会したりも。
この頃には周りにも関係が知れ渡っておりました。
全然関係ないですが、日高屋の餃子が美味しくて、時々冷凍のをお持ち帰りしてます。
で、新しい会社での仕事もいろいろ任されるようになってきた5月の末。
有楽町で待ち合わせて夜ごはんをプロントで食べました。
何やら体調が悪そうだったけど、いつもこんな感じと。
ごはんを食べて、有楽町から一駅、東京でふくねこは総武快速に乗り換え。
普段なら歩くけど、相方さんの体調もあって乗りました。
中央線で帰るという現相方さんを見送る前。
JR東京駅中央線ホームへの長いエスカレーターの上り口付近。
プロポーズらしきものをしていただいたのです。
らしきもの、と書いたのは、あまりにあっさりとしていたのと
ここでかー!(笑)
というツッコミもあり笑えてきたからです。
それは置いておいて肝心の答え。
ファミレスでメニューが決められず兄達にどやされて半泣きで結局いつもカレーを頼んでいたほど優柔不断なふくねこですが、このときの
「はい」
はすぐに出来ました。
ただ本人も気にしてくれていたようで、ちゃんとし直す、と。
そしてこの約束はおよそ半年後に果たされるのでした。
以外と長編になりつつありますが
⑤に続く