水素水って何ですか
いつぞやからか店頭に並び始めた水素水。
コンビニとかでも並んでいるのを見て、なんか健康にいいらしい、という程度には知っていました。
でも高いし(普通の水の倍かそれ以上もする)、自分には無縁のセレブ飲料だなあと異国で起きている流行のように思っていました。
なんか置いてあった
が、おとといの夜、出張から帰ったら普段保存食品を置いていたワゴンの上に水素水が鎮座しておりました。
しかも何パックも。
いつの間に…と眺めていたら主人がジョギングから帰って来ました。
(11月に夫婦でフルマラソンに出るのです↓)
フルマラソンに出るにあたり、主人はどうやら100km走るウルトラマラソンに出た頃の全盛期に比べ、14kgほど増えたそうです。
主人:このままだと俺14kgの重り持って走るってことでしょ。
ふくねこ:修行だね。自らハンデを課すという。さすがですな。
そしてダイエットを始めました。
30超えるとなかなか落ちなくなるね
主人は最近お腹のお肉が特に気になるようで、気付くと妊婦さんのように大事にお腹をよくさすっています。
ダイエット向けのプロテインも買ってありました(笑)
水素水を飲み
プロテインを飲む
どこの健康オタクだよ!(笑)
この一連の流れが見てて面白くて思わず笑いました。
ふくねこ:いやードラマに出てくる健康オタクの人みたいだねえ。
主人:俺もやってておかしいもん(笑)。あの阿部寛の「結婚できない男」っぽい(笑)
ふくねこ:あと海外ドラマでありそう(笑)
で、水素水が身近な存在となった翌日、スーパーに行ったらたまたま水素水が特売(半額くらい)でした。
なんという運命。
主人のものを飲むのはなんか悪いので、買って飲んでみました。しかも帰って見比べたらメーカーもメロディアンで偶然一緒でした。
とりあえず細胞にいいらしい
濃度にこだわる方へ
そもそも水素水って何にいいのか?と調べてみたら、活性酸素を除去する効果があるようです。
一応その辺分野を学んできたので、昔取った杵柄、本当にざっくりですが活性酸素と水素の関係について説明させていただきます。
活性酸素は細胞に損傷を与えたり老化の原因物質と言われているものです。
水素はその活性酸素に結合して還元(酸素が水素に奪われる)することで、活性酸素を除去する反応を起こすことができます。
学生時代の懐かしいおさらい
酸化:酸素を得る・水素を失う(電子を失う)
還元:酸素を失う・水素を得る(電子を得る)
平たく言えば水素を取り入れて細胞を健全に保ったりアンチエイジングしようってことですかね。
でも水と言えど消化器官通過してその効果って残るんでしょうか。うーん。
で、水素水は濃度が大事らしいです。
1.6ppm(parts per million)程度あるのがいい水素水で、還元効果を認めるには少なくとも1.0ppmがあると良いようです。
※1ppm=1mg/L
あと、ペットボトルだと水素が分解してしまうのでアルミパウチかアルミのボトルで売っているとか。へぇ〜。
(生物好きだけど化学はそんなでもないので化学反応式とかはスルーしました)
飲んでみた
どこからどう見ても水ですね
前置きが長くなりましたが水素水、飲んでみました。
普通に水です。
これ水素入ってない水が入ってても正直気付かないです。
日本の製品品質を信じるしかない。
そんな疑心暗鬼な人のためが、自分で水素水を作ってすぐ飲めるタンブラーなんてのもありました。すごいな水素水ブーム。
自分で作る手間はあるけどこの方が水素が無駄に分解しないし中身を信頼できるような。いや、どっちみち見えないから確認しようがないし一緒か。
あと飲むなら朝イチ起き抜けの方が他の食べ物の影響を受けずに水素を吸収できそうだなと思いました。
◆以下、2016年12月25日追記
消費者センターで水素水の効果に医学的根拠がないということや、市販の水素水に水素が残っていないことが指摘されていました
水素自体が身体によいことはじゅうぶん考えられますが、「水素水」として摂取できるかはやっぱり謎ですね。