11月16日(木)の夕方から、サハラ砂漠のテントに泊まる1泊2日ツアーに参加しました。
ツアーは日本人に人気の「リアド・マムーシュ」でお願いしました。
とても貴重な体験でした!
目の前がサハラ砂漠の宿「リアド・マムーシュ」
朝、明るくなってから外に出てみるとすぐそこに大砂丘が見えていました。
改めて「ああ、サハラ砂漠に来たんだなあ」とじわじわ湧き上がる実感。
こちらがお世話になったマムーシュさんの外観。
想像の中にあった「砂漠の街の建物」そのまんまです(当然か)。
入って正面が受付。
窓ガラスがカラフルでかわいいです。
到着したときは真っ暗で分からなかったですが、こんなにかわいい造りになっていました。
中庭にはプールも。
このシーズン、水は冷たかったです。
砂漠の街にプールがあることが驚き!
こちらが朝食会場にもなる広間。
手前側には円卓とソファーがあり、ツアーだけのお客さんはそこでくつろぐことができます。
(もちろんプールサイドでもOK。)
開放的なテラスは洗濯物がよく乾きそうでした。
1泊2日のサハラ砂漠ツアーは一人350DH(1DH=12円弱)。
内容は
・ラクダに乗って砂漠のキャンプへ
・砂漠のキャンプで夕日観賞
・キャンプで夕食
・テント泊
・キャンプで日の出観賞
・ラクダに乗って帰還
・朝食ブッフェ
というもの。
出発が16時で、戻ってくるのが8時頃。
1泊2食付きなうえに戻ってから快適なシャワーも使えて、とてもお得なツアーでした!
日本人の奥さんがいらっしゃるカフェへ
ラクダが醸し出す砂漠感
ツアー出発の16時まではまだまだ時間があったので、お昼ご飯を食べに行くことにしました。
Googleマップで唯一表示されていて営業していそうな「FATIMA」というお店へ行ってみます。
ラクダめっちゃいた
ふと横に目をやればサハラ砂漠。そして大砂丘。
すごい場所に来てしまった。
街中には土壁の家々。
ちなみにここはサハラ砂漠の拠点で有名な「メルズーガの街」ではなく、メルズーガのエリアにある「Hassilabied(ハシラビード)」という村だそうです。
でもややこしいのでおおまかにメルズーガということにします。
オリーブの木があちこち植わってる
マムーシュから5分くらい歩いて「FATIMA(ファティマ)」に到着しました。
お土産屋さんも併設していて、左側がスパイスショップ、右側が雑貨屋さんでした。
カフェは中央の入口から入ります。
中に入るとおじさんとお兄さんの間くらいの男性が応対してくれ、サハラ砂漠が見えるテラスをおすすめされたので上に上がってみました。
暑いけどナイスビュー
テラスは暑いのでテントに避難。
風は涼しいので日陰は気持ちいいです。
お決まりのセット
手持ちの現金がギリギリだったので、オレンジジュース1杯とベルベルオムレツ1つだけ注文。
モロッコパンがたくさん出てきたのがうれしかったです。
オムレツしか頼んでないのに恐縮です。
モロッコはだいたい料理を頼むとこのパンとオリーブが付いてきます。
モロッコ時間でゆったりした空気を感じていると、ベルベルオムレツがタジンでやってきました。
熱々でした!
…熱々過ぎて底は焦げていました。笑
ベルベルオムレツはざっくり言うと、スパイスの効いたトマトソースが敷かれたオムレツをタジン焼いたものです。
プールもあった
こちらは宿もされているようです。
Booking.comの評価9.8の掲示がありました。すごい高評価!
そしてなんと、こちらに日本人の奥様がいらっしゃるとのこと。
実際にお会いできました。
243:カフェに現れた猫
まさかこんな砂漠の傍らで日本人妻に出会うとは。
パステルカラーの壁が砂漠から分かりやすい
世界は広いです。
そうだ、ラクダ作ろう
マムーシュに戻りましたが、まだまだツアーまで時間があります。
ブログを書こうにもWi-Fiが少々厳しいので久々に羊毛フェルトを取り出しました。
せっかく砂漠にいるので、ここはやはりあれを作りましょう。
手綱も作ってみた
2時間ほどで完成。
こぶとタレ目でラクダっぽくなりました。
プールサイドらくだ
このラクダさん、何気に人気を博しまして、宿の観光客の方に
「スモールキャメル!ドコデカッタノ?」
とか、宿の方に
「スゴイネ!カワイイ!」
とか言っていただきました。
うれしいです。ありがとうございます。
いざ、サハラ砂漠へ
ラクダ、セッティング中
なんだかんだで16時になりサハラ砂漠へ出発です。
荷物は1泊2日分の荷物だけ持ち、後は宿で預かってもらえます。
お水ももらえました。
よろしく相棒
この子がふくねこのパートナー。
名前はなくてただのラクダだそうです。
乗った後、ラクダが立ち上がるときはけっこう勢いがあるのでちょっと怖いです。
ターバンが似合うお二方でした
この日のツアーは4人。
前のお二方は2泊3日のツアーなので、まで1泊目だけ一緒です。
お仕事お休みのラクダさんたち
ラクダうまく乗れるかな…
落ちたらどうしよう…。保険効くかなー。
と、乗る前はけっこう不安でしたが、乗ってみると割と安定していて大丈夫でした。
高いです
後ろを撮る余裕も
もっと暑いかと思いましたが、11月の砂漠の夕方は涼しく気持ちよかったです。
どんどん砂漠感が増してきます。
ラクダに乗るコツ(?)
現地の服装が様になる
このラクダですが、乗り方次第ではお尻が痛くてたまらないこともあるそうです。
今回特に辛いことはなかったので、どんな感じで乗ったかコツ(?)を書いておきます。
背後も砂漠になってきた
ラクダの乗り降り
・しっかりバーに掴まって太腿で挟む
歩行中
・少しでもお尻に違和感を感じたら痛くなる前にずらす
・揺れてもラクダに身をゆだねる
・下り坂は体を上から吊られてる感じに背筋を伸ばす
(ラクダが前のめりで降りていくので前傾になりがち。そうなるとちょっと怖いし振動も大きい。)
キャメル・ティーポット
参考になるか分かりませんが、もしラクダに乗る機会があれば試してみてください。
ちなみにお尻がけっこう擦れます。
ツアーから帰って洗濯したら、履いてきた短パンのお尻が若干擦り切れそうになっていました^^;
慣れると撮影も楽しめます。
ガイドさん2人は交代でずーっとラクダを引いて砂漠を歩いています。
たくましい。
「フォト!フォト!」と言ってくださったのでスマホを渡すとあんなところまで降りて行き、
下からこんないい感じに撮ってくださいました。
砂漠の男、強いです。
目の前は一面砂漠。
どこまでも砂漠。
後ろも砂漠。
もし置き去りになってしまったらラクダの糞を辿って帰ろう。
写真を撮っている間に後ろのグループに追い付かれ、大編成に。
あちらのグループとは別のキャンプになるため、途中で手を振ってお別れしました。
サハラ砂漠の夕日は美しかった
夕日に染まる砂漠
1時間ほどしてキャンプ近くに到着。
ラクダから降りると
「サンセット!サンセット!ノータイム!イソイデ!」
という号令がかかり、夕日ポイントへ急ぐ一行。
小高いところに登ると見事な夕日。
夕日に染まる砂漠がとても美しかったです。
こういう写真を撮りたくなる砂漠マジック。
主人がいい感じに撮ってくれました。
お腹の下から飛び出ているのは緊急用の笛です。
沈みゆく夕日
頭を拝借
あのラクダさんも連れてきました。
実際のラクダってもっと足細いですね。精進します。
夕日が終わる
反対側に謎の放射現象
太陽が沈むと砂漠はぐっと冷え込んできます。
そしてお昼ご飯がオムレツ半分とパンだけだったので、ものすごく空腹です。
お腹が空き過ぎてお腹が痛くなりました。
自分のお腹の音とラクダの鳴き声がかぶります。
そんな待望の夕食と砂漠のキャンプに続きます。