マチュピチュに行くため、マチュピチュ村に前日入りしました。
マチュピチュ村の観光についてはあまり情報がなかったのですが、なかなか過ごしやすい街でした。
- マチュピチュ村の初代村長は日本人
- マチュピチュ村の食材が集まる場所
- みんなが集まるマンコカパック広場
- 温泉もある
- 日本の温泉街のような街並み
- 駅前のマーケットはお土産の宝庫
- マチュピチュ村で唯一?VISAが使える商店
- スキミングには要注意
マチュピチュ村の初代村長は日本人
ところでこのマチュピチュ村、初代の村長さんは日本人の「野内与吉さん」という方だそう。
びっくりです!
何でも元々はクスコの鉄道員だったところ(それもすごい)、マチュピチュ村に定住し1947年に村で起きた大規模な土砂災害の復興のために村長に任命されたそうです。
(東京大学の資料もあったのですがサイトが開けず)
野内さんの生まれ故郷、福島県大玉村はマチュピチュ村と友好都市として結ばれています。
その野内さんの歴史やマチュピチュ、アンデス文明を紹介する資料館「野内与吉資料館」が2017年5月3日、大玉村にオープンしたそうです。
※HPはこちら→memorial-museum
クスコからマチュピチュまでの鉄道も、野内さんが鉄道員時代に築かれたものだそうです。
今こうしてその日本人が開通に貢献した路線を利用し、多くの日本人がマチュピチュに来ていると思うと不思議な気持ちになります。
野内さんは器用な方で、何もなかったマチュピチュ村に川から水を引き畑を作ったり、水力発電を考案して村で電気が使えるようにしたそうです。
その水力発電に使われた歯車は今も広場に
マチュピチュ村には温泉もあるのですが、この温泉は野内さんが村を拡大しようと木を伐採していた際に湧いてきたもの。
温泉まで掘り当てちゃう野内さんです。
器用で頭の良い野内さんは、村で起きた機械の故障などの対応を率先して行ったり、マチュピチュ村のために多くの力を注いだそうです。
そのため村人からの人望も大変厚いものだったとか。
マチュピチュ村が何だか落ち着くのは、野内さんが築いた根っこのためかもしれません。
マチュピチュ村の食材が集まる場所
マチュピチュ村のバスターミナルすぐそばには「セントラルマーケット」があります。
1階がマーケット、2階が地元民が集まるフードコートになっています。
ジュース屋さん
サンドイッチ安い
マチュピチュ村の飲食店はほとんど観光客向けで高いです。
安くてもハンバーガーセットで15ソル(≒460円)くらい。
暗くてぶれたよ
でもフードコートなら10ソル以下で定食が食べられます。
1階は地元の方が食材を買う場所のようです。
山積みのチーズや塊のままのお肉も売っていました。
278:どうも、トラです
市場の外で座っていたおばちゃんの足元に猫がいました。
心なしかお顔からインカ帝国の威厳を感じます。
みんなが集まるマンコカパック広場
鉄道駅から川を渡った先には街の中心となる広場があります。
広場の真ん中にはインカの統治に寄与した皇帝の像。
今の時期、クリスマスツリーも設置されていました。
これが良く見るとペットボトルの空き容器でできていました。
スプライトかな?
広場には教会もあります。
教会と広場はセットですね。
広場にもありましたが、街のいたるところでカエルさんたちが口を開けています。
これ、分別のごみ箱です。
景観に合った素敵なデザインですね^^
温泉もある
広場から東、川沿いに登っていくと温泉があります。
もちろん観光客も入ることができます。
でも外国人は地元民の4倍の料金。日本の温泉と変わらないくらいです。
外国人:20ソル(≒700円)
ペルー人:10ソル(≒350円)
地元民:5ソル(≒125円)
温泉の前にあった壁画彫刻
温泉は水着着用、お湯はぬるめだそうです。
身体を流してから入るとかはないので、そういうのが気になる人はやめておいた方がいいですね。笑
日本の温泉街のような街並み
ところでこのマチュピチュ村、日本人が初代村長を務めただけあって、ところどころ日本的な雰囲気を感じます。
レンガ造りが多いペルーで、木造建築の要素をあちこちで見かけるからかもしれません。
木のぬくもりってやっぱり落ち着きます。
この橋もここだけ見ると日本のどこかみたいですね。
線路横の建物はホテル&レストラン。
列車の音がちょっとうるさそうかな?
鉄道も間近で見ることができます。
さすがマチュピチュ、けっこう頻繁に行き来してます。
この車両は奥の線路で車庫入りしてました。
屋根に窓があるからビスタドームの車両ですね。
また一台、クスコ方面に向かう列車が。
青が映える
次に来た車両は一番高い「ハイラム・ビンガム」というクラス(5万円近くする)の車両でした。
車内にシャンデリアみたいなのがあったり、テーブルに花があったり、超高級!
ハイラム・ビンガムではフルコースが出てアルコールも飲めて、最後尾には展望席まであるようです。
マチュピチュだけの旅だったら乗ってみたいかも。
駅前のマーケットはお土産の宝庫
マチュピチュ村の鉄道員はマーケットと直結しています。
ここのマーケットは碁盤目状になっていて、ぜんぶお土産屋さんです。
犬もちょこちょこ
ニット、織物多し
もこもこな掛け布
帽子もいっぱい
カラフルで目移り
たいていのお店は現金のみですが、時々VISAマークが付いたお店もあります。
そういったお店はちょっと高級なので、マチュピチュ村に来る前に現金を持っておいた方が良さそうです。
マチュピチュ村で唯一?VISAが使える商店
VISAのみ
マチュピチュ村ではカードが使える商店(コンビニみたいなの)がほぼ皆無でした。
唯一、駅前の通りにある商店でVISAマークが付いていました。
マチュピチュ村ではホテルもVISAだけだったり、カードがあまり使えません。
レストランではマスターカードを使えるお店も割とありました。
スキミングには要注意
最後に、マチュピチュ村での注意点を。
マチュピチュ村ではスキミング被害が多発しているそうです。
特にATMでキャッシングする時は、信頼できそうなマシンを使うなど注意してください。
と言ってもなかなか気を付けようがないものなので、万が一被害に遭ってもカードの使用状況などをこまめにチェックしておくと早く気付けると思います!