世界ふくねこ歩き~猫と旅と夫と私~

世界一周するために会社を辞めて30ヶ国。猫のむぎと暮らしてます。下のアイコンは猫日記(左)と引っ越したブログ(右)です。

穂高連峰4座歩き:北穂~涸沢~奥穂~前穂(2泊3日)②

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上高地~涸沢まではこちら

 

川で洗濯したTシャツをカラビナでザックに引っ掛け、北穂へ出発。

 

前日に干したけど乾燥室で乾ききらんかったのです。

川の水がめっちゃ冷たかった。

 

涸沢小屋の横から登山道に入り、いきなり急登。

息が上がります。

 

ジグザグジグザグと登っていき、ガレ場から岩登りのようになっていきます。

 

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鎖場。

けっこう長い。

 

ちょっと先輩方に心配されましたがグイグイ登っていくのを見て大丈夫そうだと思っていただいたようです。

後でガッツがあると言われました(笑)

 

この鎖場、見たとおり足場がなくて腕で登る箇所もあります。

 

上から見たら怖かったです。

 

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これはどっち方面だったか。

吊り尾根と前穂かな?

 

 

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槍ヶ岳が見えます。

いい景色だー。

 

 

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ここにザックを置いてアタックザックで北穂へ。

けっこう置いて行ってる方が多かったです。

 

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程なくして登頂。

 

絶景!!

 

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キレットを経て槍ヶ岳へ続く道。

いつか越えたいです。

 

槍ヶ岳登りたい。

 

 

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北穂の山小屋は売店が可愛かったです。

 

ここでマグカップを買おうか悩み、奥穂高で買うかーとやめたのですが、北穂のがかわいくてやっぱり買っておけばよかったと少し後悔しています。

 

次に槍と北穂通る時には買おう。

 

 

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チシマイワブキという希少種が額縁のように保護されていました。

 

これならうっかり踏まないですね。

 

 

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北穂に別れを告げ、今日の宿である奥穂高山荘に向けて出発です。

 

涸沢ヒュッテが下方に見えます。

右側の高い山が前穂高

 

待ってろよ前穂!

 

 

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北穂は北峰と南峰があり、山小屋は北峰にあります。

 

南峰を経由したつもりですがよくわからなかったです。

 

その先、涸沢岳経由で山荘に着くのですが、ずーっとがけっぷちな尾根歩きが続きます。

 

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ルートマップでは「危」マークだらけでした。

足を踏み外したり手を滑らせたら死ぬ。

まだ死ねない。

南米でウユニ塩湖を見るまでは。

 

写真撮る余裕ない道が続きます。

 

途中NHKの撮影クルーが居て、しんがりで機材持っている青年が大変そうでした。

 

あの機材持って鎖場やハシゴやあの岩場を歩いたと思うと、その体力と精神力がかっこよく逞しいと思いました。

 

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このくらいの道だと余裕が出てきます。

 

ふくねこはボルダリングジムに何度か行っていたのですが(最近さぼり気味)、今回その技術が役立ちました。

3点支持で一歩一歩確実に。

 

 

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最低コル。 

ちなみに「コル」とは山と山とを結ぶ稜線上の窪んだ部分で、「鞍部」のことです。

 2コブラクダのコブとコブの間のようなイメージ。

 

そんなこんなでいったん下ってまた登る。

岩場は登りの方が怖くない気がします。

 

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ようやく涸沢見えた。

謎の三角点から撮ったのですが、ここの三角点はなんだったんだろう…。

 

 

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涸沢岳も登頂。

 

地味な山頂でした。

この標識がなかったらよくわからないだろうな。

 

標高は3110mあります。

 

 

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ちょっと下るともう穂高山荘が見えます。

穂高は雲で隠れてしまった。

 

登山靴はたぶん岩稜向きではない靴。でも特に問題はありませんでした。

この靴で、尾瀬の燧ヶ岳も、北アルプス蝶ヶ岳も行きました。

 

小川町近辺の登山用品店で2年近く前に買ったのですが、楽天で見たら半額近くになってた・・・。足先が幅広のふくねこはレディースだと合うサイズがなくて男性用を買ったのですが、いい感じです。この金額なら買い換えてもいいかも。


 

 

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下って下って白出のコル。

 

ちょっと雲が出てきました。

山荘までもう一歩。

 

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穂高岳山荘着!

 

この時点でまだ14時くらい。

出発が7時くらいだったので途中の休憩抜いたら6時間くらいかかったようです。

 

夕飯の17時までまだ時間があり、せっかくなので比較的若い衆で奥穂高も登ってきました。

 

 

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身軽になったおかげで35分で登頂。

50分かかるらしいのでけっこういいペースでした。

 

最初のハシゴと鎖場を抜けたらさほどきつい所はありません。

(これまでの道が険しくて感覚がマヒしたとも言える)

 

去年そのハシゴで滑落して亡くなった方も居るそうです。

 

 

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帰ろうとしたら晴れてきたので登り返しました。

(でもまたすぐ曇った)

 

奥穂高岳は、富士山(3776m)、北岳(3193m)に次いで日本で3番目に高い山です。

標高3190mの高峰。

 

槍ヶ岳は3180mで10m低いけどあの形で高く感じる。

 

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穂高岳山荘から見下ろした涸沢カール。

美しい。

紅葉の時期は景色がもっと素晴らしいようで、また訪れたいです。

 

そしてお待ちかねの夕飯。

 

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豪華。

美味しかったです。

 

山でこんな食事が食べられるなんて。

 

 

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せっかくなので山バッチを買いました。

何気に初めて。

 

左が奥穂高で右が北穂高

 

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食事の後は雲海の夕焼けと天の川を見て寝ました。

カシオペアから伸びる銀河鉄道が素晴らしかったです。

 

この山業の1週間前から喘息気味で、登ってるときも咳と痰でゲホゲホしてたりしました。

この夜もゲホゲホしてうるさくて申し訳なかったです。

 

まあ他の方のいびきで起きちゃったりしたのでお互い様ということで…。

 

最終日は4時起床、5時出発で8時間歩く長丁場。

起きたらなぜか頭痛くて筋肉痛もなりかけてたので、とりあえずロキソニンでごまかし。

 

果たしてロキソニンは筋肉痛にも効くのか、乞うご期待。

 

 

③に続く

穂高連峰4座歩き:北穂~涸沢~奥穂~前穂(2泊3日)①

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7月30日(土)(29日金曜の深夜)~8月1日(月)で北アルプスに行ってきました。

 

山に登り始めて約8年。

ようやく憧れの奥穂高に行くことができました。

 

7月29日(金)

外勤の仕事を終えて直帰。まったく準備をしていなかったので、帰宅後にいそいそと支度を始めました。

 

【持って行ったものたち】

・レインウェア

・着替え(Tシャツ、長袖シャツ、靴下)

・下山してからのお風呂一式(タオル、着替え含む)

・防寒具(フリース×2、山用コンパクト防寒ジャケット)

・救急用具(常備薬、絆創膏)

・テーピング、はさみ

・ヘッドライト

・帽子

・タオル×1

・汗ふきシート

ポカリスエット粉末×15袋(ポカリ担当のため)

・水2リットル

・ヴァームゼリー×3

・途中で買ったおにぎり、パン、飴

スマホの充電器

 

【服装】

・半袖シャツ

・長袖山ズボン

・スポーツタイツ(サポートなしのただのタイツ)

・靴下(3足990円、スノボでも愛用)

・登山靴(Colombia、ミドルカット)

 

基本けっこうすぐに暑くなるので、薄着で登ります。

靴については、ハイカットの登山靴を一度試したのですが、足首に当たって痛くなり、下山後ドンキでクロックスもどきを買って履いて帰ったほどです。

(あれは浅間山をぐるっと回った時だったか・・・)

それ以来ミドルカットのを愛用しています。

 

今回6人のパーティーで登りました。

最高齢は還暦を超えたおじさま、一番下っ端かつ紅一点(自分で言うか)がふくねこという構成。

 

夜は電車で八王子まで行き、集合時間の3時半まで、八王子のネカフェで「3月のライオン」を読んでました。

前回蝶ヶ岳に行くときに3巻まで読んで、今回6巻までいった。

 

うん、寝てない。

 

若干ヘロヘロになりながらいざ出発。

すみません、車で寝させていただきました。

 

SAに寄ったり、他の仲間と合流したり、コンビニ寄ったりして沢渡(さわんど)駐車場へ。

荷物を整理してタクシー2台で上高地へ向かいます。

 

タクシーは一台4200円の定額制。

3人ならバス(1250円/人)とそれほど変わりません。3人以上ならタクシーが便利だと思います。

一人でもバスの往復割引や、団体割引もあるようです。

 

www.alpico.co.jp

 

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河童橋より。

沢渡駐車場では雨もパラついていたのですが、少しずつ青空も見えてきました。

 

登山届を提出して、歩き始めます。

 

今回のルートは

1日目:上高地~徳沢~横手~横尾根~涸沢小屋泊

2日目:涸沢小屋~北穂高岳涸沢岳穂高山荘泊(~奥穂高岳ピストン)

3日目:穂高山荘~奥穂高岳~吊尾根~紀美子平~前穂高岳~重太郎新道~上高地

という、最終日にもけっこう距離を歩く行程。

 

下りで膝を傷めないよう気を付けることを念頭において歩いてました。 

 

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梓川沿いをひたすら歩き、徳沢園名物のソフトクリーム(400円)を食べて休憩。

濃厚で美味しかったです。

 

お天気はいい具合に曇っていてさほど暑くないです。

樹林帯で景色もそんなに見えないのでちょうどいい。

 

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横尾。

人がいっぱいだー。

 

そして青空!!

 

横尾はお水が豊富です。そうめんを茹で、きれいな冷たい水で冷やして食べました。

水はここで汲めるので、そんなに最初は持ってこなくてもよかったな。

 

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揖保乃糸

そうめん担当の先輩は高級素麺をもってきてくださいました。

 

もろきゅうも美味しかったです。

私は一人で登るときは強行日帰りなことが多くて一か所でゆっくりすることがほぼなく、バーナーの必要性を感じずまだ持ってないのですが、こうして楽しみ方の幅が広がるのを見ると やっぱり欲しくなる。

 

コンパクト路線でいくとこの辺りを狙ってます。

 

 

だいたいは水筒に熱湯を持って行くので間に合うんですが、秋山あたりからはやっぱり温かい飲み物が恋しくなります。

検討中。

 

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しばらく(というかずっとか)登り、川沿いでひとやすみ。

 

この前だか後に雨が降ってきましたが、ほてった体にちょうどいいシャワーになりました。

 

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普段の行いがいいからか、雨が上がりました。

 

そして涸沢のテント場着。

たくさんのテントがありました。

 

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涸沢カールには涸沢ヒュッテと涸沢小屋があり、我々の宿は涸沢小屋。

少し登ります。

 

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上から見たテン場。色とりどりできれい。

テン場の奥に涸沢ヒュッテが見えます。

 

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せっかくなので行ってみました。

おでんが名物らしいです。

 

そうこうしているうちにお待ちかねの夕飯。

 

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お味噌汁とごはんはおかわり自由。

お味噌汁がジャーで保温されていてあつあつでいただけました。

 

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夕飯の後は夕焼けを眺めていました。

こんなに赤く染まるのが不思議。

 

星空も見えました。

山で見る星空が大好きです。

(ただいつも眠気との闘いとなる)

 

出発前にまともに寝ていないのもあって、夜はぐっすりでした。

21時、消灯。

 

 

2日目

 

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あさごはん。

ウインナーと炒り玉子。

 

普段の生活ではほぼコンビニおにぎりとサンドイッチしか食べてないので、山小屋での食事はかなり栄養素に富んでいます。

わかめのお味噌汁が幸せ。

 

そしてこの青空!!

 

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元々の予定では涸沢小屋からザイテングラートを登り、穂高山荘に荷物を置いてアタックザックで涸沢岳奥穂高岳をピストンすることになっていましたが、ものすごく天気がよいので、せっかくなので北穂高も登ることになりました。

 

ルート上行かないのもったいないなーと思っていたのでちょうどよかったです。

 

そしてこのルートがこれまたきつく、死を覚悟するくらい怖かったのです・・・(笑)

 

②へ続く

穂高連峰3000m巡り

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金曜日の深夜発で北アルプスに行ってきました。


行程:

上高地から入り

涸沢小屋泊


北穂高岳登頂

涸沢岳登頂

穂高岳登頂

穂高山荘泊


穂高岳登頂(2回目)

前穂高岳登頂

上高地


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また詳細は山の記録として記したいと思います。


穂高〜涸沢の道のりは一歩間違えば死ぬコースでした。

上級者向けです。

手が震えた。


あとボルダリングやっといてよかったです。

身体の動かし方を実践に活かせました。


穂高で滑落事故多い理由がよく分かりました。



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ちなみに周囲にポケモンはいませんでした。

【石尾根縦走】鴨沢〜七ツ石山〜鷹ノ巣山〜奥多摩駅

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ルート:鴨沢~七ツ石山~鷹ノ巣山~奥多摩駅

所要時間:7時間10分(休憩含む)

天候:曇り部分的に晴れ、雲の中

飲んだ水分:1.2L

 

職場の先輩が雲取山に泊まりで行くというので、途中までお供させていただきました。

 

当初は一緒に山頂の避難小屋に泊まろうかと思いましたが、 雲取山は一度登頂したことがあるのと、泊まりで土日が潰れるのがこの週末はしたくなかったので、途中から別ルートで行きました。

 

ちなみにこの日お腹の調子がよろしくなかったです...笑

 

9:45 鴨沢登山口からスタート。

 

急登があまりない鴨沢からのこのルート。最初は割と余裕で登っていました。

 

雲取山ピストンでもいいかな~と思いましたが、これは登頂してもきっと雲で見えないパターンだ・・・ってことで七ツ石へ行くことに。

七ツ石山からは奥多摩駅まで抜ける「石尾根縦走」というルートがあり、せっかくだからそっちを行ってみようと決めました。

 

そのため、ペース上げ気味で登っていきます。

 

そして途中でダウン。好調に歩いていた矢先、見事に足が止まりました。

オーバーペースでした。

 

先輩方に先に行ってもらい、少し休みながら追い付き、また休んでは追い付きを繰り返して進む。

体力はある方ですが、男女の基礎体力の違いを感じました。

 

 

11:30過ぎにブナ平経由の雲取山ルートと、七ツ石山ルートの分岐に到着。

 

ブナ平でお湯を沸かして休憩する予定でしたが、ブナ平周りで行ける体力があるか微妙だったので、七ツ石へそのまま向かうことに。

 

「ご武運を!」

 

と言ったら

 

「いやこっちはあとゆっくり登るだけだしご武運はむしろそっちでしょ(笑)」

 

と諭されました。

本当にそうでした。

 

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えいやこらえいやこらと七ツ石に向けて登っていきます。

 

七ツ石山の手前に七ツ石小屋という山小屋があるので、とりあえずそこを目指して後の計画を立てることにしました。

 

そしておトイレ行きたい。

 

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七ツ石小屋からは富士山が見えるのですが、今日はきっと難しいだろうなあ。

 

前に雲取山に登った時も、一部晴れ間があるものの、眺望はなく雲景色でした。

雲取とは相性がよくないなあ。

 

11:50 七ツ石小屋の入口着

 

素泊まり4000円

テント泊500円(1名)

通年営業のようです。

 

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何はともあれトイレトイレ。 

 

トイレは展望台まで出て左上に登ったところにあります。

きれいでした(山基準)。

 

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水場側から見た七ツ石小屋。

 

カップ麺や飲み物も売ってます。

ペットボトル300円。

ビールは500円。

 

セブンイレブンの玉子焼き(好き)と梅干おにぎり、ゼリー飲料を補充しました。

景色は・・・晴れ間が一瞬あるも、基本的に雲です。

 

眺望もないので長居は無用。一休みしたらルートを検討します。

地図を見て、奥多摩駅までの距離を測る。

 

直線だと約12km。

 

あまり曲がりくねった尾根ではないので、アップダウン入れても15kmくらいかな~と見積もる。

はい甘かったです。

 

鷹ノ巣まで行ってその後は頃合いをみてエスケープルートに下りればいいや、と方針を決め、足を進めました。

 

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ここを左に行くと雲取山ルートに戻ります。

 

ふくねこは七ツ石と鷹ノ巣方面へ。

 

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七ツ石山と鷹ノ巣山の分岐。

左手に進みます。それにしても人が居ない。

 

緑が気持ちいいなあ。

  

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小屋から20分程度と記憶していたけれど、けっこう長く感じました。

 

まだか~と顔を上げたら大きい岩の後ろから光が差し込んで何やら神々しい光景が!

しかもあの先は山頂っぽい!

 

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12:40 七ツ石山登頂 

岩(ただの岩でした)を超えたら無事山頂に到着。 

 

先客は1名。

 

独り占めしてるところすみません(笑)、と言ったら写真を撮ってくださいました。

しかもいい感じに。

 

ありがとうございます!

 

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「鴨沢からですか?」

 

「そうです、このあと奥多摩駅まで 石尾根縦走する予定です」

 

と少しお話しして、

 

「けっこう距離ありますけど、日も長いですから。気を付けてがんばってくださいね」

 

との言葉に後押しされて奥多摩駅まで行っちゃろうと山女魂に火が付きました。

 

「ありがとうございます!」

 

12:55 鷹ノ巣山目がけて進みます。

 

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今ちょうど雲の上の際にいるらしく、目線を上げると晴れ間が見えました。

 

登ったら景色見えるのかな・・・ 

(ルートから外れて歩いてはいけません)

 

上を見るのが悔しいので足元をよく見て歩いてたら、おいしそうなきのこを発見。

 

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ちょっとだけかじりました(嘘です)。

 

きのこを見分けられるようになったら楽しいだろうなあ。

 

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シシ神様が出てきそうな道。

 

坂道もないのでこの辺りは楽しい道のりでした。

 

 

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 鷹ノ巣山避難小屋に到着。

ここにはおトイレもあります。

 

避難小屋もきれいです。

 

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避難小屋を過ぎ、山頂までもう少しかなと思いきや、この先鷹ノ巣山までの道が意外と登ってきつかったです。

 

でっかい蜂はつきまとうし、直射日光は照り付けるし。

少し進んではやはり足が止まる

今日はあまり調子がよろしくない。

 

鷹ノ巣登ったらエスケープしようかな・・・と負けそうになったらきれいな蝶がひらひらと現れました。

 

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撮ってくださいと言わんばかりに近くの花で羽を休める。

 

撮らせていただきますとも!

 

蝶のおかげで少し気力が持ち直しました。登るぞー。 

 

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 14:10 鷹ノ巣山山頂着

 

こちらも先客は1名のみ。

鷹っぽい雰囲気の方でした。

 

ここも眺望はよろしくなかったので、少し休憩するのみでそそくさと出発しました。

 

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分岐だけどまっすぐ。

 

この後一気に下るところが長めにあって、難儀しました。

 

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分岐だけどまっすぐ。 

六ッ石山の存在に気付かず巻き道を歩いていたようです。

 

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雲の中です。

 

涼しくて いいけど前髪から水滴が滴ってくる。

 

ひたすらこんな感じの道を進んでいきます。

それにしても人が居ない。

 

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林道経由か、まっすぐ行くかの選択を迫られる。 

 

さきほどの避難小屋に周辺ルートの地図があり、まっすぐ行った方がどうやら近いことを確認していたので、直進することにしました。

 

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あと1時間くらいか。

 

この時点で15:50。

よかった、17時までには下りられそうだ。

 

左膝に違和感もあったので、とにかく早く下山したい一心で進みました。

 

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だってずっとこんな感じなんだもの・・・。

 

誰もいないこんな景色の中をずーーっと歩いているとだんだん怖くなってきます。

左膝をかばいつつ進みます。

 

 

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再び標識。

距離を書いてくれ~。

 

この先はぬかるみ地獄でした。

基本的に登山道から外れてはいけないのですが、あまりにぬかるみがひどくて少しそれて歩きました。

 

それられないところは慎重にぬかるみの上を歩きます。

足を取られて疲労が・・・。

 

今までで一番酷いぬかる道でした。

 

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疲労でブレブレになりました。

 

やっともう一方の林道ルートとの合流。

もしかしたらあっちの方がぬかるみないかも?分からないけど。

 

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道路が見えました。

 

ただいま、文明。

やっと下りてこられた!

 

コンクリートの上はぬかるみなくて滑らなくて最高です。

 

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16:53 石尾根縦走登山口着

 

やっぱりここにも熊は出るようです。

会わなくてよかった。

 

ここから奥多摩駅まで歩きます。

 

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奥多摩駅までの道ではヤマユリがたくさん咲いていました。

 

ユリの匂いが好きなので、疲れ果てた心身が癒されました。

昔そろばんの先生の家にたくさんあったのを思い出します。

 

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遠くに動く物陰が・・・。

 

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子ネコちゃん。

近づいたらすぐ逃げちゃいました。残念。

 

17:48 奥多摩駅

 

トイレで汗を拭いて着替え、荷物整理。

トイレ横に洗い場があるので、靴の泥を落としたり、ズボンの裾を洗ったり、ストックの先を洗ったりできます。

 

きれいになったら残りのおにぎりを頬張り、お腹を満たしました。

ふくねこの場合、山行中は歩くことに専念してしまいあまり食べないので、食べ物が結局残ります。

 

下山後に食べるおにぎりがまた美味しいのです。

 

そして電車に乗り込み、帰途につきました。

始発だから座れてうれしい。

 

 

 例のごとく、夜は泥のように眠りました。

 

 

翌日、やっぱり膝が変で、テーピングで補強しています。

山行に無理は禁物でということを身をもって知りました(^_^;)

 

 

今までなかった!「飲む日焼け止め」


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【陣馬山〜高尾山縦走】2013年11月30日

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2013年の登山記録です。

 

ふくねことあろう者が、2013年はほとんど山に行きませんでした。

 

3月に岩殿山山梨県大月市)以来登っておらず、どっか登りたい熱が沸騰し、前日夜に行くことを決定しました。

 

最近はこの現象を高山病とかけて「好山病」と呼ぶようです。 陣馬〜高尾の縦走は、所要時間5~7時間とある。

 

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日没前には下山したい。

でも下り口を高尾にするから暗くても大丈夫かね。

 

と考えて、でもやっぱり日没が怖いので5時前に起きて行ってきました。

 

朝起きたら喉が変でしたがこの時は気にせず。

 

高尾駅から、7時半の陣馬高原下行きのバスに乗る。

 

8時10分ごろ陣馬高原(陣馬山の登山口)に着いて、トイレと朝ごはんを済ませて準備。

めっちゃ寒い!

 

8:25 出発。

当然まだ寒い。

 

しばらくコンクリートロードを通って、途中、「路肩弱し」の看板を見つける。

 

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大丈夫だ、問題ない。 登山道に入って、斜面を登って行く。こっち側からは人が少なくていいです。

 

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シャクシャク楽しい。

 

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無心で登り、だいぶ山頂に近付いたところでおじいさんが何か撮っていらしたので聞いてみました。

 

“霜の花”を撮っているという。

 

山の上1/3辺りは霜柱がビシバシ立っていて、あちこちバリバリしてたのですが、所々カマキリの巣みたいな白い塊があったのです。

 

「植物の茎の真ん中をね、水が上がって霜になってね、花みたいになるんだよ。今年はまだだめだね」

 

「これよりもっと丸くなるんですか?へぇ~!」

 

ふと上の方を見る。

 

「あそこに白いのあるのってそうですか?」

 

「おお!あったあった!」

 

おじいさん、斜面をグイグイ登ってく。

 

途中まで着いて行ったけど、いや、そこ私登ったら今後にひびく、というところに霜の花があったので、写真は断念。

 

次は要チェックだな(p`・ω・´q)

 

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紅葉を楽しみながら陣馬山登頂。

 

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富士山がほんっとうにきれいでした。

 

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前日まで風が強かったらしく、無風で最高のハイキング日和でしたぴかぴか(新しい)

 

いや、ここはスタートに過ぎない、これから高尾山まで歩くのだ。と感動もそこそこに出発。

 

気持ちいいー

 

明王峠、滝沢峠、景信山、小仏峠、城山と駒を進める。

 

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景信山で11:10くらい…ん?割と早い?

 

ここで早めの軽いお昼休憩。 お味噌汁とおにぎり。

山で飲むお味噌汁は最高なのです。

 

売店でもなめこのお味噌汁とか山菜てんぷら、お蕎麦など売ってます。

 

またガンガン行く。

下りは小走り(この方が自分的には楽) 小仏峠は気づかず通り過ぎていました。

 

トンネル撮りたかったなー。

 

城山、一丁平、もみじ台と、どんどん人が増えていく。

 

元気な中高年の皆様の憩いの場と化している。

 

 

そう遠くない将来、仲間入りをするであろう。

そのくらい元気でいたい!

みんなすごく楽しそうでした。

 

あと、なめこのお味噌汁が陣馬山の方面で250円だったのが高尾山に近付いたら300円になってました。

都会価格。

 

12:55高尾山山頂。

 

人だらけ。

 

お味噌汁とおにぎりで第二回昼食をとって退散しました。

 

下りは4号路の吊り橋コースから。

人多い。

 

早い人がきたら道を譲るのがマナーなのに、高尾山では通用しない…

マイナーコースから下ればよかったー。

 

でもやっと吊り橋コース行けたので満足です。

(前に高尾山に登ったときは土砂崩れで封鎖されてたのです)

 

2号路もちょっと散策。

 

蛇滝行きたかったけど、そっちから下ると帰りの交通手段がわからないので素直に戻りました。

 

山道から下りようと考えるも、人だらけで道が分からず1号路(舗装路)から下山。

膝にくるなあ。

 

駅までの道のりにあるお茶屋さんで紫芋とバニラのソフトクリームを食べ、14:31の電車に乗ったら16:15頃には当時住んでいた最寄り駅に到着。

 

シャワー浴びたら身体の表面を覆っていた何かが洗い流された。

 

 

…塩か!

 

登山は塩エステ。

 

 

今回イージートーンのシャツを着て挑んだのですが、筋肉がうまく使えていたのか、縦走中そこまで疲れなかった気がします。

 

とは言え登りはそこそこ足に来てましたが…。

 

 

夜11時前には布団に入って気付いたら寝てました。

 

翌朝6時に目が覚め、筋肉痛とのお付き合いが始まりました。

 

で、喉の異常は帰りの電車内で気付いていたけどやっぱり風邪でした。

ぜろぜろ。

熱もあった。

 

 

縦走中、鼻水はいつも通り出るものの、咳も喉も全然平気だったのになあ。

アドレナリンが放出されまくりだったのでしょう。

 

 

そしてこの後ふくねこは急性気管支炎になり、咳が止まらず肋骨を折ったのでした。