所要時間:7時間10分(休憩含む)
天候:曇り部分的に晴れ、雲の中
飲んだ水分:1.2L
職場の先輩が雲取山に泊まりで行くというので、途中までお供させていただきました。
当初は一緒に山頂の避難小屋に泊まろうかと思いましたが、 雲取山は一度登頂したことがあるのと、泊まりで土日が潰れるのがこの週末はしたくなかったので、途中から別ルートで行きました。
ちなみにこの日お腹の調子がよろしくなかったです...笑
9:45 鴨沢登山口からスタート。
急登があまりない鴨沢からのこのルート。最初は割と余裕で登っていました。
雲取山ピストンでもいいかな~と思いましたが、これは登頂してもきっと雲で見えないパターンだ・・・ってことで七ツ石へ行くことに。
七ツ石山からは奥多摩駅まで抜ける「石尾根縦走」というルートがあり、せっかくだからそっちを行ってみようと決めました。
そのため、ペース上げ気味で登っていきます。
そして途中でダウン。好調に歩いていた矢先、見事に足が止まりました。
オーバーペースでした。
先輩方に先に行ってもらい、少し休みながら追い付き、また休んでは追い付きを繰り返して進む。
体力はある方ですが、男女の基礎体力の違いを感じました。
11:30過ぎにブナ平経由の雲取山ルートと、七ツ石山ルートの分岐に到着。
ブナ平でお湯を沸かして休憩する予定でしたが、ブナ平周りで行ける体力があるか微妙だったので、七ツ石へそのまま向かうことに。
「ご武運を!」
と言ったら
「いやこっちはあとゆっくり登るだけだしご武運はむしろそっちでしょ(笑)」
と諭されました。
本当にそうでした。
えいやこらえいやこらと七ツ石に向けて登っていきます。
七ツ石山の手前に七ツ石小屋という山小屋があるので、とりあえずそこを目指して後の計画を立てることにしました。
そしておトイレ行きたい。
七ツ石小屋からは富士山が見えるのですが、今日はきっと難しいだろうなあ。
前に雲取山に登った時も、一部晴れ間があるものの、眺望はなく雲景色でした。
雲取とは相性がよくないなあ。
11:50 七ツ石小屋の入口着
素泊まり4000円
テント泊500円(1名)
通年営業のようです。
何はともあれトイレトイレ。
トイレは展望台まで出て左上に登ったところにあります。
きれいでした(山基準)。
水場側から見た七ツ石小屋。
カップ麺や飲み物も売ってます。
ペットボトル300円。
ビールは500円。
セブンイレブンの玉子焼き(好き)と梅干おにぎり、ゼリー飲料を補充しました。
景色は・・・晴れ間が一瞬あるも、基本的に雲です。
眺望もないので長居は無用。一休みしたらルートを検討します。
地図を見て、奥多摩駅までの距離を測る。
直線だと約12km。
あまり曲がりくねった尾根ではないので、アップダウン入れても15kmくらいかな~と見積もる。
はい甘かったです。
鷹ノ巣まで行ってその後は頃合いをみてエスケープルートに下りればいいや、と方針を決め、足を進めました。
ここを左に行くと雲取山ルートに戻ります。
ふくねこは七ツ石と鷹ノ巣方面へ。
七ツ石山と鷹ノ巣山の分岐。
左手に進みます。それにしても人が居ない。
緑が気持ちいいなあ。
小屋から20分程度と記憶していたけれど、けっこう長く感じました。
まだか~と顔を上げたら大きい岩の後ろから光が差し込んで何やら神々しい光景が!
しかもあの先は山頂っぽい!
12:40 七ツ石山登頂
岩(ただの岩でした)を超えたら無事山頂に到着。
先客は1名。
独り占めしてるところすみません(笑)、と言ったら写真を撮ってくださいました。
しかもいい感じに。
ありがとうございます!
「鴨沢からですか?」
「そうです、このあと奥多摩駅まで 石尾根縦走する予定です」
と少しお話しして、
「けっこう距離ありますけど、日も長いですから。気を付けてがんばってくださいね」
との言葉に後押しされて奥多摩駅まで行っちゃろうと山女魂に火が付きました。
「ありがとうございます!」
12:55 鷹ノ巣山目がけて進みます。
今ちょうど雲の上の際にいるらしく、目線を上げると晴れ間が見えました。
登ったら景色見えるのかな・・・
(ルートから外れて歩いてはいけません)
上を見るのが悔しいので足元をよく見て歩いてたら、おいしそうなきのこを発見。
ちょっとだけかじりました(嘘です)。
きのこを見分けられるようになったら楽しいだろうなあ。
シシ神様が出てきそうな道。
坂道もないのでこの辺りは楽しい道のりでした。
鷹ノ巣山避難小屋に到着。
ここにはおトイレもあります。
避難小屋もきれいです。
避難小屋を過ぎ、山頂までもう少しかなと思いきや、この先鷹ノ巣山までの道が意外と登ってきつかったです。
でっかい蜂はつきまとうし、直射日光は照り付けるし。
少し進んではやはり足が止まる
今日はあまり調子がよろしくない。
鷹ノ巣登ったらエスケープしようかな・・・と負けそうになったらきれいな蝶がひらひらと現れました。
撮ってくださいと言わんばかりに近くの花で羽を休める。
撮らせていただきますとも!
蝶のおかげで少し気力が持ち直しました。登るぞー。
14:10 鷹ノ巣山山頂着
こちらも先客は1名のみ。
鷹っぽい雰囲気の方でした。
ここも眺望はよろしくなかったので、少し休憩するのみでそそくさと出発しました。
分岐だけどまっすぐ。
この後一気に下るところが長めにあって、難儀しました。
分岐だけどまっすぐ。
六ッ石山の存在に気付かず巻き道を歩いていたようです。
雲の中です。
涼しくて いいけど前髪から水滴が滴ってくる。
ひたすらこんな感じの道を進んでいきます。
それにしても人が居ない。
林道経由か、まっすぐ行くかの選択を迫られる。
さきほどの避難小屋に周辺ルートの地図があり、まっすぐ行った方がどうやら近いことを確認していたので、直進することにしました。
あと1時間くらいか。
この時点で15:50。
よかった、17時までには下りられそうだ。
左膝に違和感もあったので、とにかく早く下山したい一心で進みました。
だってずっとこんな感じなんだもの・・・。
誰もいないこんな景色の中をずーーっと歩いているとだんだん怖くなってきます。
左膝をかばいつつ進みます。
再び標識。
距離を書いてくれ~。
この先はぬかるみ地獄でした。
基本的に登山道から外れてはいけないのですが、あまりにぬかるみがひどくて少しそれて歩きました。
それられないところは慎重にぬかるみの上を歩きます。
足を取られて疲労が・・・。
今までで一番酷いぬかる道でした。
疲労でブレブレになりました。
やっともう一方の林道ルートとの合流。
もしかしたらあっちの方がぬかるみないかも?分からないけど。
道路が見えました。
ただいま、文明。
やっと下りてこられた!
コンクリートの上はぬかるみなくて滑らなくて最高です。
16:53 石尾根縦走登山口着
やっぱりここにも熊は出るようです。
会わなくてよかった。
ここから奥多摩駅まで歩きます。
ユリの匂いが好きなので、疲れ果てた心身が癒されました。
昔そろばんの先生の家にたくさんあったのを思い出します。
遠くに動く物陰が・・・。
子ネコちゃん。
近づいたらすぐ逃げちゃいました。残念。
17:48 奥多摩駅着
トイレで汗を拭いて着替え、荷物整理。
トイレ横に洗い場があるので、靴の泥を落としたり、ズボンの裾を洗ったり、ストックの先を洗ったりできます。
きれいになったら残りのおにぎりを頬張り、お腹を満たしました。
ふくねこの場合、山行中は歩くことに専念してしまいあまり食べないので、食べ物が結局残ります。
下山後に食べるおにぎりがまた美味しいのです。
そして電車に乗り込み、帰途につきました。
始発だから座れてうれしい。
例のごとく、夜は泥のように眠りました。
翌日、やっぱり膝が変で、テーピングで補強しています。
山行に無理は禁物でということを身をもって知りました(^_^;)
今までなかった!「飲む日焼け止め」 |