2017年12月28日(木)のこと。
ついに念願のアンテロープキャニオンのツアーに行ってきました!
20時間近くで絶景4箇所を巡るという盛りだくさんツアーでした。
もくじ
早朝というか深夜にツアー出発
今回、2週間前くらいに現地ツアーを申し込みました。
希望の12/27は既に満席とのことで、確保できたのは12/28。
利用したのは「ラスベガスコンシェルジュ」というエージェントさんです。
海外の現地ツアーに強いVELTRAで検索し、申し込みました。
これが超弾丸ツアーだったのですが、日帰りでアンテロープ、ホースシューベンド、モニュメントバレー、グランドキャニオンを制覇できるという優れもの。
おまけに日本人のガイドさんが付いているというお得なパッケージでした。
最初の休憩はセブンイレブン
ホテルにお迎えが来たのは午前2:20。眠いです。
日本語ガイドの北村さんとドライバーのティムさんのお二人が交代で運転してくれます。
この日のツアーは合計8人でした。
みんなで車に乗って真夜中のフリーウェイを疾走。5時頃にセブンイレブンで休憩となりました。
甘くておいしいオレンジとジュースを朝ご飯に買い、出発。
アメリカのフリーウェイ(高速道路的な道路)は基本的に偶数が東西、奇数が南北に走っているそう。
アンテロープがあるのはラスベガスのあるネバダ州から東にあるアリゾナ州。
夜明けも近付き、だんだん空が明るくなります。
ネバダ州とアリゾナ州の間には時差が1時間あり、6時だと思ったら7時でした。
有名なガソリンスタンドのお店で休憩
アンテロープキャニオンに行く前に、「MAVERIK」というお店で休憩。
ここはジャッキーチェン(だったかな?)の映画に初めて白人が出たという俳優さんが開いた有名なガソリンスタンド(+お店)だそうです。
近くに止まっていた巨大なコカ・コーラのトラックがアメリカ!という感じでした。
DVDの自動レンタル機もあります。
観るわけでもないけどなぜかこのマシンを見るだけでワクワクしてきます。
明け方は氷点下8度くらいになり、道路が凍結します。
そのため凍ってそうな部分を避けて走っていたそうです。
ふらふらしてたのはそのせいと知って安心しました。
眠いのかと疑ってごめんなさい。笑
アンテロープキャニオンへ
既に人がいっぱい!
休憩の後はいよいよアンテロープキャニオンの中に入ります。
アンテロープキャニオンには「ローワーキャニオン(下)」と「アッパーキャニオン(上)」の2つがあり、今回入ったのは確かローワーキャニオン。
アンテロープキャニオンはナバホ族のガイドと入ることが必須です。
カメラとスマホ以外の持ち込みは許されず、お財布も車に置いて行くとのことでした。
(現金とカードだけポケットに突っ込んで行きましたが、ガイドさんと運転手さんが車に残るので置いて行っても大丈夫だったかもしれません。)
荷台に乗っていく
はじめにナバホ族のガイドさんの説明をみんなで聞き、それから個別のグループで呼ばれます。
注意点は先ほどの荷物のことに加え、
・ガイドより先に行かない
・遅れない
・帰りは写真を撮らずに速やかに
そしてジープに乗ってアンテロープキャニオンの入口へ。
今回どこかの国のご家族と同じ組でした。
それにしても寒い!!!
あとこのジープがものずごく揺れます。
川底だったという道を走るので、シートベルトをしていなかったら放り出されるだろうなというくらいバインバインと弾む弾む。
砂埃を立てながらローワーキャニオンの入口に着きました。
ドラえもんに出てくる悪者のアジトにこんな場所があった気がします。
朝はかなり寒いです
今回のナバホ族のガイドさんは2名。
男性と女性でした。
不思議な世界
入るときにiPhoneがなんとか、と言ってきて「あれ?スマホだめなの?」と思ったら、
「Chromeモードで撮るといいよ♪」
って。笑
これはペンタックス
ナバホ族のガイドさんて厳格なのかなと思っていた矢先のそんなアドバイス。
他にもいいスポットや撮る角度の指導、果てにはスマホを貸してといって代わりに撮ってくれたり。
撮影スポットでは記念撮影もしてくれます。
ナバホ族のガイドさん、見た目は怖そうだけど親切です。
ちなみにここに載せているのは自分で撮った写真です。
(タイミングが合わずスマホ指導を逃してしまった。)
地層と、かつてそこにあった水。
自然の作り出した景色は芸術作品のように美しかったです。
太陽が上から降り注ぐ夏場は光の筋が差し込むそう。
うーん、いつか見てみたい。
ホースシューベンドも行くべし
今回のツアーでは、ホースシューベンドはオプショナルでした。
はじめは行くのを迷っていましたが行ってよかったです!
どうしてこうなった
この景色を見て思い出しました。
世界の絶景が載っている本で見た写真だ!
ホースシューベンドは馬の蹄のような形の湖と、その中心にある山でできています。
まだ太陽が低く半分陰になってしまっていますが、すごい迫力でした。
ホースシューベンドへは車が止められる場所から10分くらい歩きます。
この辺にはタランチュラやサソリ、ガラガラヘビも居るそうです。
大自然、おそるべし。
そこらへんにいっぱい生えている草は「セージ」。
手でもみもみするとすごくいい匂いがしました。
途中でお昼ご飯を買って次の場所へ向かいます。
西部劇の世界なモニュメントバレー
アンテロープから走ること1時間ほど、モニュメントバレーが近付いてきました。
外の景色がタイムスリップしたみたいです。
車が入るには料金がかかるようです。
個人だと4人までは20ドル。
今回のグループは100ドルでした(もちろんツアー代に込)。
ペットはだめみたいですね。
駐車場に着いたら早速展望台から撮影です。
この大小の岩がモニュメントのように残っていることから「モニュメントバレー」という名前が付いたそう。
固い岩だけが風化せず残っているのかな。
ミトンのようです
ジープで下まで行き近くで見ることもできるそうですが、時間がないので今回のツアーでは無し。
ここモニュメントバレーはインディアンの居住地だそう。
かつて対立していたインディアンとアメリカ政府は和平条約を結んだんだそうです。知らなかった。
もしインディアンの人が仕事がなくなったら、月900ドルのフードクーポンがもらえ、場合によってはトレーラーハウスのような家ももらえるとか。
なんかすごい待遇ですが、インディアンの居留地には資源がないうえに人が生活するのに適さないことが多く、アメリカ政府にとってはその方が得なんだそうです。
我々には見えないしがらみがあるんですね。
やっぱりすごいグランドキャニオン
最後にグランドキャニオンです。
夕日に間に合うようすごい勢いで車を抜かして行きました。
ちょっと、いやけっこう怖かったです。
おかげで夕日に間に合いました。
ありがとうございます。
生きててよかった
謎の鉱物
崖と重なって地平線のように
夕日もきれいでしたが、明るいところでも見てみたかったかも。
グランドキャニオンは東京から大阪くらいの距離があるそうです。
昔川だった場所が長年の歴史を経てこんなものすごいことになったと思うと、人間の住んでいる時間なんてほんのわずかなもの。
自分の存在がいかにちっぽけなものかを思い知りました。
どこも同じ色はない
そして帰りの運転もかなりのハイペース。
周りの車をどんどん抜かして行きます。
すごい眠かったけど怖くて寝れませんでした。
その甲斐あって(!?)ラスベガスには夜22時前に到着。
それにしてもこのスケジュールは運転手さん大変です。
ちょっとハードですが、1日でアリゾナ・ユタ州の絶景を見れる効率の良いツアーでした!
機会があれば利用してみたください(^^)/