世界ふくねこ歩き~猫好き旅好きのブログ~

世界一周するために会社を辞めて30ヶ国。猫のむぎと暮らしてます。下のアイコンは猫日記(左)と引っ越したブログ(右)です。

メルズーガからトドラ渓谷の憩いの日本人宿へ~恋しくて、日本食~

「トドラ渓谷にある日本人宿の日本食が美味しいらしい。」

 

そんな情報をネットで発見し、11月17日(金)はサハラ砂漠に別れを告げ、トドラ渓谷に向かいました。 

 

 

タクシーと民営バスでティネリールへ

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さよならサハラ砂漠

 

サハラ砂漠観光の拠点メルズーガ、ハシラビードからはSupratoursというバスでティネリールまで行けます。

が、このバスは早朝に出発(ハシラビードだと7:30)するので、1泊2日の砂漠ツアーに参加して戻った朝に乗るのは難しいです。

 

そのため、El fond(エルフード)という街までタクシーに乗り、そこから民営バスでトドラ渓谷への経由地ティネリールに向かうという選択肢になりました。

 

 

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こんな道をひた走る

 

今思えばもう少しゆっくりしてもよかったかもしれませんが、とにかく日本食が恋しかったのです。

 

タクシーはマムーシュさんで呼んでもらって200DH。

 

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広大な土地

 

1時間近く走るうえに、運転手さんはまた帰らなきゃいけないということを考えると安いです。

 

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ハシラビードから45分くらいでエルフードのバスターミナルに到着。

まだ13時半くらいでした。

 

バスが15時らしいので出るのが早すぎた感満載ですが、ギリギリになって焦るのは嫌なのでいいことにします。

 

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何もない

 

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バスの時刻表で15:00発の便はOUARZAZATE(ワルザザート)行きのみ。

地図を見ても途中にティネリールがあるので、おそらくこれがティネリールに行くバス。

 

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チケットは窓口ですんなり購入できました。

運賃は一人40DH。民営バスです。

荷物代はかかりませんでした。

 

バスターミナルで待っていたらベンチ隣どうぞのジェスチャーで赤ちゃん連れのきれいな女性と相席に。

猫のフェルトぐるみ(にゃー子)で赤ちゃんとお近づきに。

 

ただそのベンチはハエが多かったので外のベンチに移動しました。

赤ちゃんの顔にもハエがたくさん止まっていたのですが、のかな。こちらの方は気にならないのかな。

 

手を振って女性と赤ちゃんにバイバイ。

 

ターミナルが町外れだったので、お昼ごはんは売店のポテチとパウンドケーキをちょっとかじって凌ぎました。

 

バスが到着する側の外のベンチ座っていたら、さっきの女性が。

赤ちゃんにお水をちょうだいと。

 

持っていたペットボトルのお水を飲ませてあげました。

 

その時思い出したのがフェズのレストランでの出来事。

隣の席のおじちゃんたちがたくさん食べ物を頼んでいて、そこに5歳くらいの子供がやってきて何かを言っていました。

たぶん食べ物が欲しいと。

 

おじちゃんは「そうかそうか」とパンにイカリングと魚フライを挟んで子供にあげていました。

 

持っている人が分け与えるのがモロッコでは普通のことなのかも。

 

たまたまかもしれない。

でも価値観が変わりました。

 

今までは物乞いの人のことをただ「汚らしいなあ」(言い方悪くてすみません)と思っていたけど、彼らには彼らの精一杯の生活があって、やむを得ずしているのだという考えも持つようになりました。

 

皆がそういう訳じゃないかもしれませんけどね。

子どもがお金を集めてそれが親の遊び代になったりすることもあるらしいので。

 

ただ、やはりその赤ちゃんが口をつけたお水を再び飲むことはできませんでした…。 

 

 

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少し古びたバス

 

14:30くらいにバスが1台到着。

女性と赤ちゃんはそのバスに乗って行きました。

 

その後15:00過ぎにワルザザード行き(ティネリールも通る)が到着。

 

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砂とほこりがすごい

 

民営バス(ノーマルバスと呼ぶらしい)はエアコンが壊れていて暑くてほこりもすごかったです。

 

席も決まっていないので座れない人は立ち乗り。

 

降りる時は手を叩いて合図していました。

ちょいちょい乗り降りがあるので時間がかかります。

 

シートの砂埃で後ろ髪がバサバサになりました。笑

 

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なかなか遠いなー

 

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日が暮れた

 

ティネリールに到着。トドラ渓谷の宿へ

心配になるくらい待ち外れ

 

約3時間後、18:00過ぎにティネリールの西バスターミナルに到着。

 

中心地からどんどん離れていくバスに不安になりましたが、地図を見せたらここを回るから大丈夫、というスタッフさんを信じて乗っていて無事に着けました。

 

ターミナルではトドラ渓谷の「のりこさん」で有名なゲストハウス「メゾンドホーテ・フルール」のスタッフさんが迎えに来てくれていました。

 

再び流れるように誘導され車へ。

トドラ渓谷までは30分くらいでした。

 

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写真は朝撮ったもの

 

のりこさんは日本で療養のため年末まで一時帰国中とのことで、その間は「ともこさん」がゲストハウスを切り盛りされています。

 

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目の前がもう絶景

 

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予約していた個室部屋に案内していただくと、何だかすごく落ち着きました。

 

夜行バス、キャンプと続いていたので屋内がほっとします。

 

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個室はシャワー・トイレ付き

 

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かわいい椅子

 

お待ちかねの日本食

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たくあんかと思ったら芋(歓喜)

 

夜ごはんは楽しみにしていた和食! このためにトドラ渓谷に来たと言っても過言ではありません。

 

この日は親子丼と酢の物、サツマイモの甘煮、お味噌汁でした。 美味しい!

 

日本食最高。幸せです。

 

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思わず天をあおげばかわいい照明

 

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卵とじが久しぶりすぎる

 

お味噌汁を飲むとほんと生き返ります。

 

手に入りにくい調味料ははマラケシュやフェズなどの都市から仕入れているそうです。

大変だ。

 

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ごちそうさまでした

 

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デザートにはフルーツと緑茶まで。

りんごは最近丸かじりばかリだったのでこのヨウジが刺さった姿に感動しました。 

 

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2食付きなので、朝ごはんもこちらでいただけます。

 

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ミントティーとバナナジュース

 

この熱い飲みものを飲む用のコップカバーがすごく可愛くてお気に入りです。

モロッコは雑貨がかわいいです。

 

そして名物のミントティーが美味しくてはまりました。

 

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朝ごはんはモロッコパンとベルベル風オムレツ。

タジンでアツアツです。

 

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海苔だあああ!!!

 

こちらには2泊したのですが、翌日の夜は鯖丼とシチュー。

 

鯖丼もシチューも美味しくてお代わりしたいくらいでした。

 

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お肉ほろほろ

 

食べ物ってやっぱり大事ですね。

現地のものも美味しいのですが、日本が思いっきり恋しくなりました。

お米と海苔と梅干が食べたいです。

 

ともこさんはこの8月にこちらに来て、しばらくのりこさんのお手伝いをしてそのまま代理で切り盛りをすることになったそうです。

 

モロッコの、しかもこのトドラ渓谷で1人でゲストハウスを請け負うって大変な覚悟が要ると思うのですが、そんな空気を微塵も感じさせないともこさん、尊敬します。

 

 

ここではティネリールの街と、クライミングの聖地(?らしい)トドラ渓谷も少し散策したので、次の記事でそのあたりにも触れたいと思います。