移動日は天気が崩れる
3泊のプラハ滞在を終え、ポーランドのクラクフへ向かいます。
プラハからクラクフへのバス移動について記録しました。
もくじ
- プラハからクラクフ行きバスの買い方
- メトロのチケットの買い方
- ターミナル最寄り駅からの行き方
- クラクフへ向けて出発
- 出発早々バスが故障
- バスではお茶・コーヒーが無料
- 高速道路でパスポートコントロール
- バスでのポーランド入国時の注意点
プラハからクラクフ行きバスの買い方
プラハのフロレンツバスターミナル
プラハからフロレンツまでの陸移動は鉄道とバスがあります。
ネット予約だと金額がよく分からなかったので(便は選べるけど金額は予約の確認メールに載ってくるとバスのサイトに書いてあった)、直接窓口に買いに行きました。
購入場所はフロレンツのバスターミナルです。
他の場所からの長距離バスもここに着くので、滞在日数が決まっていれば着いた時に買っておくと後々楽です。
いくつもカウンターが並ぶ
ターミナルのチケットカウンターを見つけたものの、どこで買えばいいか分からない…。
インフォメーションのおじさんに聞いたら窓口No.15と。
15番のカウンターでクラクフに明日行きたい旨を伝え、日時の確認。
乗りたい時間帯だと8:30、10:00、11:00があり10:00は満席とのこと。
仕方ないので8:30の便を予約しました。
チケットゲット!
このバスターミナルの5番乗り場から出ると教えてくれました。
お値段1人700ズロティ(3500円くらい)。
到着予定が17:30で所要時間は9時間。
これがまあ9時間では済まなかったのですが…。
メトロのチケットの買い方
こういう券売機
フロレンツ駅まではメトロを利用したので、メトロの乗り方も一緒にご紹介しておきます。
窓口でも買えますが朝早いと開いてなかったりするので、券売機を使うことになります。
英語の案内もあります
朝ホテルの朝食が時間ギリギリになりそうだったので前日に操作方法を予習しに行きました。
見よ、この朝食への執念!笑
おかげで朝スムーズに購入
プラハ市内は24チェココロナで行けるので、Singleの24チェココロナボタンを人数分押します。
1人なら1回、2人なら2回です。
ただ、カードで買えないのでコインが必要です!
このために前日50コインを買い物で作ってきました。
ターミナル最寄り駅からの行き方
BUS Terminal Florencの表示へ
次に、バスターミナル最寄り駅からターミナルまでの行き方です。
親切に書いてある
駅構内は表示が丁寧に書いてあるので出口に迷わないと思います。
この階段を上がれば地上です。
上がるともう目の前がバスターミナルなのですぐ分かります。
クラクフへ向けて出発
時間どおり来た
今回利用したバスは「East Express」という会社でした。
本当はレオエクスプレス(LEO Express)がいいと聞いていたのですが、選択肢がなくこちらで。
バス自体は普通のバスだったのですが、一筋縄では行かない旅が待っていたのでした。
出発早々バスが故障
フリーWi-Fiはパスワード聞かないと使えなかった
まずバスが走り出して間も無く、謎の停車。
ドライバーとスタッフがパーキングのお店に入って行ってしまいました。
モニターはなし
戻ってきて再び動き出すも、高速道路のGSで停車。
乗客皆キョロキョロ。
言葉が分からない人も多かったようで「何が起こっているんだ?」という雰囲気。
窓の外を見たら後部サイドのハッチを開けて作業していて、故障っぽい様子でした。
ドライバーさんたちが修理して1時間近く止まっていました。
どうやら直ったっぽく再度出発。
不安。笑
バスではお茶・コーヒーが無料
再出発後、コーヒーかお茶かをサービスでいただけました。
ブラック(ストレート)、グリーン、あと謎の聞き取れなかったもの。
ミルクかな?
紅茶美味しかったです。
コーヒーも後で飲みましたがそちらも美味しかったです。
ただ甘いです。
お茶もwithout sugarにしないとデフォルトで甘いのが出てきます。
あと、トイレはバスに付いてたけど荷物が詰まってて使えませんでした。
代わりにパーキングでのトイレ休憩はありました。
高速道路でパスポートコントロール
バスがポーランドに入りしばらく走ったところで警察車両らしき車に止められました。
パスポートコントロールだそう。
制服を着た強そうな二人組がバスに乗り込んできて、パスポートを回収されました。
腰には拳銃。
パスポートを持って行かれなかった人も居て、不安しかない。
ドライバーさんと制服の人が何か話し、「No problem」とドライバーが言ったあと、バスは警察車両っぽい車に先導されて付いて行きました。
パーキングで停車。
バスから降りる。
1人女性が呼ばれて行った。
不安になり主人がガイドさんに聞いたらパスポートコントロールとここで分かりました。
しばらくしてもう1人呼ばれて行きました。
大きなおじさん。
聴取長い…
不安げに立ってたら「Do you speak English?」と若めなイタリアっぽいおにーちゃんに話しかけられました。
ちょっとなら、と答えると「何が起きてるか分かる?」と。
当然分からない。
パスポートを持っていかれた、あなたは?
と聞くとその方も持っていかれたと。
たぶんポーランド国籍以外のパスポートをチェックしてるんじゃないか、と。
なるほど。
とりあえず自分たちのだけじゃなくてよかった!!
戻ってきた人はパスポートを持っていないし荷物を持ち出して例の検閲官の方に持って行くし、訳わからなくて怖かったです。
引き返させられるとかだったらどうしよう。
もう1人呼ばれて行きました。
また長い…
しかも正面で話してたのに横から圧力的に何か話されてるし(°_°)
その男性は一旦バスに戻ってきてカバンとチケットみたいなものを持ってまた聴取の方へ…
車両の窓付近で何かやり取りをしていて、ポーランドの洗礼に心が折れかけた頃、検閲官の1人が手にパスポートの束を持ってこちらへ。
これはもしや…?
バスのガイドさんにパスポートの束を渡しました。
さっきの男性が「We are safe」っぽいことを言っていて一安心。
でもちゃんとあの束にパスポートあるかな…
とりあえずバスに戻るっぽいので座席へ。
ガイドさんの手元をガン見しました。
あ、赤いのある!
その後ガイドさんがパスポートを一人一人に返却。
よかった…
そして最後に呼ばれた若い男性はバスに帰還。
沸き起こる祝福の声と拍手。
彼もギリギリ検閲をクリアし入国できるようです。
おめでとう!
バスでのポーランド入国時の注意点
窓から見えた謎の建物
この抜き打ち(?)パスポートコントロールでロスした時間は40分くらいでしょうか。
ただでさえ故障で遅れてたのに盛大に遅延しての到着となりました(*_*)
陽はまだ落ちなかったクラクフ
詐欺とかで変なとこ連れて行かれなくてよかった。
パスポート戻ってきてよかった。
入国できてよかった。
一気に気が抜けました。
ポーランドへのバスでの入国の際は、こんなこともあるようです。
いい経験と言えばいい経験ですが、この旅で一番心臓に負荷がかかる待ち時間でした。
謎の札束
日本人がチェック対象になることは少ないかと思いますが、対応によっては過去の訪問国が対立国だったとかの理由で入国拒否とかになる可能性もなくはないです。
ポーランドに入るときは行く目的や宿泊先を言えるようにしておくといざという時に役立つと思います。
クラクフ駅前は静かでした
あと、こんな時のためにホテルは遅めのチェックインで予約、連絡できるよう電話ができる携帯を持っているとなお安心ですね。
以上、トラブル続きのポーランド入国でした。