世界ふくねこ歩き~猫と旅と夫と私~

世界一周するために会社を辞めて30ヶ国。猫のむぎと暮らしてます。下のアイコンは猫日記(左)と引っ越したブログ(右)です。

うつ状態とその後。心身の体調不良を感じる方に伝えたいこと

ちょっと前も書きましたが、うつ状態と診断されました。

今は休職期間に入り、薬のおかげで気持ちも持ち直しつつあります。

 

たぶん誰にでも起こりうることで、たまたま診断が付いただけかもしれません。

落ち着いたところでこれまでの経緯を振り返ってみました。

 

忙しさを理由に食事が手抜き

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まず食事が適当過ぎたなあと思います。

 

出張で朝早く出る日はもちろん、普段からコンビニ食。

お昼もコンビニのおにぎりやパンにカップ麺。

 

出張の時でもまとまった時間が取れずコンビニおにぎりを移動中に食べるとかそんな感じでした。

 

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おにぎり自体大好きなのでそれは別によかったのですが…。

 

夜スーパーに行っても何も無く、かと言って帰ってから何かを作るのも億劫。

結局カップ麺とコンビニおにぎりで済ませる日々でした。

 

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仕事はいわゆる繁忙期で、新しい立ち上げの真っ最中。

人手が足りていなかったり、とにかくいろんなことが上手く回っていませんでした。

 

自律神経がやられる

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そんな感じが1ヶ月くらい続いた辺り。

 

なんだかタバコ臭い嫌なにおいがずっとするようになりました。

(前にそうなった時は鼻炎の後で、スプレー式の鼻炎薬で治った。今回は治らず。ストレス等による「幻臭」だそう。)

 

食べている時もずっとタバコの臭いがするので、臭いを消すために味の濃いものを好んで食べるように。

 

同じ頃、夜なかなか眠れず、寝ても目が覚めたりしていました。

 

それもあって日中はふわふわしためまいのような浮遊感と、時には頭痛と耳鳴り。

 

これらの症状は自律神経の乱れが原因で起こるそうです。

嫌いなタバコ臭がずっとしているのは余計にストレスでした。

 

ベッドから起きれなくなる

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上司とのちょっとしたやりとりがあった翌日。

 

おそらくそれが引き金となったのだと思います。情けないことにベッドから起きられなくなりました。

 

別に怒鳴られたとか責められたとかではないですし、今思い返すと大したことではないのですが、そこで何かがポッキリいった感じでした。

 

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その日は結局お昼過ぎまでベッドで過ごしました。

 

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そこからは毎日朝が辛く、会社が近付くにつれて気持ち悪くなり、涙が出てきてしまうという問題も生じてきました。

 

そして産業医面談を受けました。

 

そして病院へ・・・

産業医面談の後、産業医のすすめで即日クリニックを受診。

 

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心療内科や精神科に行くことって、けっこう抵抗ある方も多いのではないかと思います。

 

私もそうでした。

 

でも歯科とか眼科とか普通のクリニックと同じで、違うところと言えば、α波的な音楽が流れていてすごく静かだなと印象くらいです。

 

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臨床心理士さん(?)の事前問診の後、診察。

 

診断は冒頭のとおり「うつ状態」。

 

とりあえず1ヶ月お休みしましょう、とのこと。

 

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ただ、仕事柄「はいっ明日から休み!」なんて訳にもいかず、薬を飲みつつ引継ぎ業務や残務の片付け。

(通常は診断書が出たらすぐお休みさせる必要があるそうです。)

 

しかも休職するにもうちの場合いろいろと面倒で、休む準備そのものが大変。

 

休職が決まってからも引き継ぎや残務のために残業し、その帰りは体が鉛の様に重く階段を登るのがきつかったです。

(キッパリもうできませーん!ていう程の体調でもなかったのもあります。)

 

音にも過敏になりました。

いつも通りのテレビの音がうるさかったり、電車の中の声やイヤホンの音漏れにキレそうになることも。

テレビだと特にバラエティ番組の歓声がダメで、人のわちゃわちゃした感じの声が耳に障って仕方なかったです。

 

休職期間に入り薬が変更

何とか後任の方への引き継ぎも終え、現在はお休み期間となりました

(2018年9月)。

薬を飲み始めてからタバコ臭さはなくなりましたが、気持ちは何となく沈んだまま。

 

薬を飲みながらでも一応働けているのに、休むのが申し訳ないという気持ちがあり、引継ぎ中もずっと後ろめたい気持ちでした。

 

あいつ働けてんのに休むのかよ

ずるい

 

そう思われてるんじゃないかと気になってしまうのです。

 

一方で、休職に入ってお薬が変わりました。

休みに入ったので、強めの薬に変えて一気に治しましょうとのこと。

 

自分ではもう私の気分なんて元からこんなもんなんじゃないかと思っていたので、薬を増やすことに若干不信感すら抱きました。

 

でも違いました。

 

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新しい薬を飲む前の晩、ちょっとしたことで主人とケンカしてしまいました。

 

その時の精神状態は最悪で、スマホも鍵も持たずに家を飛び出すわ、夜通し身近な食品の致死量を調べるわと…自分で思い出して引くぐらいです。

 

その日は新しい薬を飲んで、翌朝(というかお昼になった)も追加になった薬を飲みました。

 

すると吐き気と嘔吐と下痢と激しい眠気が。

 

最初は副作用と思わずただひたすらしんどかったのですが、横になっているうちに夜になり、ふと起きると体が軽い。

 

その晩同じように薬を飲んで寝ると、翌朝は6時頃にスッキリと目が覚めました。

(そしてポケモンGOのジムバトルで勝利。)

 

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朝イチで洗濯し、手を付けられずにいた引越し荷物も少し片付け。

引っ越してきて初めてようやく掃除機もかけられました。

(主人はやらないのではなく気にならない。)

 

薬が変わる前の気分と全然違うのでびっくり。

全然違うけど、「この感じ、前のいろいろできてた頃の自分だ…。」となんだかうれしくなりました。

 

家族もきっとつらい

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気持ちが落ちている間、主人にはだいぶ心配をかけたと思います。

 

夜帰って突然泣き出したり、延々とお菓子を食べたり。

 

「仕事辞めてもいいよ。何とかなるでしょ。」と言ってくれたり、朝動けなくて何もできなくても何も言わず、程よい距離で見守ってくれたのがありがたかったです。

 

鬱って近くで見てる方も辛いんですよね。

 

今後のこと

今気持ちが持ち上がっているのは薬のおかげなのか、もしかしたら休めることで気持ちが楽になったからかもしれません。

 

でも気持ちが楽になったのは事実です。

 

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休む前は申し訳ないという気持ちが強かったですが、やはり休んで良かったと思います。

 

前のチームの先輩が言ってくれた

「担当の代わりをできるひとはいても、ふくねこちゃんの代わりはいないんだよ」

という言葉にも支えられました。

 

1ヶ月ってあっという間なので職場復帰の問題にもすぐ直面してしまうのですが、当面は先のことはあまり深く考えず、やれることをやっていこうと思います。

 

鬱かもと思っている方へ

疲れてるな、辛いな、なんかおかしいなと思ったら休んでください。

忙しくすぎて休めない方もいると思いますが、自分でどうにもならないこともあります。

 

うつ状態からうつ病になってしまうと回復も遅くなります。

ぜひ早いうちに産業医や心療内科に相談してください。

 

という私も「予約を取るから行きなさい」と言われ行きました…笑。

 

結果、行ってよかったです。

行かずにこの先ずっとあの気持ちのままだったと思うと、なんてもったいない時間だろうと思います。

 

うつ状態の時はそんなこと考えられる状況ではありませんでしたが、何かしら必ず変わります。

 

休んだ後のことに不安はありますが、今を大事にすることも時には必要かなと思います。

個人的な経験からですが、何かに役立てば幸いです。