タイ北部の国境の街、メーサイ。
タイの国家プロジェクトとして栽培されている「ドイ・トゥン(Doi Tung)」コーヒーの産地として知られるこの街は、ミャンマーへの出入り口でもあります。
せっかくなのでドイ・トゥンコーヒー農園の見学とセットで日帰りミャンマーしてきました!
タイから日帰りでミャンマーに行ける
見渡す限りミャンマー
バンコクからタイ北部の街チェンライに到着した我々。
コーヒー農園が目当てでしたが、地図を見るとミャンマーがすごく近い。
せっかくだからミャンマーも行ってみようと気軽に行けるツアーを予約。
私たちは現地で空いている日に予約しましたが、あらかじめVELTRA とかで予約しておいてもいいと思います。
ここがタイとミャンマーの国境だ!
山が国境になってる
正式な国境越えをする前に、コーヒー農園にほど近い国境展望台に案内してもらいました。
ここからミャンマーが見渡せるようになっています。
たぶんこの柵が国境
ミャンマー、大自然です。
山好きのふくねことしてはこのまま尾根を歩いて行きたくなります。
稜線が見えると歩きたくなる病
それをするともれなく後々面倒なことになるので絶対にやめましょう。
国境は警備隊がしっかり守っています。
振り返ればタイ軍
なお軍の方々の写真OKです。
「一緒に写真撮りに行く?」とガイドさんが言っていたのですが、近くにいた男性ガイドさんにタイ語で何かを話しかける。
なんだか不穏な空気…。
怪訝な顔をしたガイドさんが我々に「麻薬(マリファナ?)やってるから近づかない方がいいみたい」と伝えてきました。
とりあえず行かない方がいいことは確かでした。
簡単に不正入国できてしまう
左がミャンマー、右がタイ
続いて、ガイドさんが案内してくれたのは手続きなしでミャンマーに入れてしまう場所。
「山が国境だからここは自由に行き来できてしまうのよ」
と言いながらぴょんっとこの国境を越えるガイドさん。
「Myanmer!」
笑顔で言ってきました(笑)。
国境に立ってる
そこで我々もイミグレを通らずミャンマーに勝手に入国してきました。
不正入国成功!
大丈夫そうだとは分かっていてもちょっとドキドキしますね。
あと関係ないですが上の写真だと右腕が変な風に曲がっていますが、角度の問題で心霊写真ではありません大丈夫です。
ミャンマーから見た景色
何となくミャンマー側からも写真を撮ってみましたが、何も変わらないですね。
大地はつながっていて、国境は後から人間が勝手に決めたもの。
同じ空気があって、同じ空があって、同じ太陽から光が降り注いでる。
おらには関係ねぇだ
国境付近には平和に寝ている犬がいました。
この子も行き来し放題。
このゲートは国境じゃなかった
タイ王国の警備小屋を横目に戻ります。
下の方に見えるのはミャンマーの街
この後アカ族の集落のカフェに寄り、いよいよ国境へと向かいます。
国境の街、メーサイ(Mae Sai)へ
ブッフェ形式のランチ
このツアーは昼食付きだったので、メーサイの街でランチタイム。
料理はブッフェ形式!
血、いや、胃が騒ぎます。
フライドライス(チャーハン)や焼きそば、フライドチキン、野菜炒め(すごく美味しい)、タイヌードルなどからデザートまで。
い、胃袋が足りない…!!
マンゴースティッキーライス
チャーハンや野菜炒めも美味しかったのですが、中でもお気に入りはこの「Mango sticky rice」。
もち米とマンゴーに甘いココナッツミルクをかけて食べます。
「お米=おかずと食べるもの」
という図式ができている日本人にとって非常に斬新なデザートなのですが、これ、すんごく美味しい!!
意外な組み合わせですが、タイ料理屋さんで見つけたらぜひ挑戦してみてください。
タチレクからミャンマー入国
タイよひと時のさらば
前置きが長くなりましたがいよいよ正式にミャンマー入国です。
出国はわりと簡単で、すぐにスタンプを押してもらえました。
一時的とはいえ通常の出国と同じなので、持っていた出国カードもここで回収されます。
ミャンマー側のイミグレまですぐ
メーサイとタチレクの国境は川になっていて、橋を渡ると国境越えです。
歩いて国境越えするのはカンボジア→タイで経験しているので戸惑いなし。
ここの国境はきれいなので変な怖さがないです。
左ミャンマー、右がタイ
意外にミャンマー側の方がきれいですね。
(ミャンマーの方ごめんなさい。)
ミャンマー語!全然読めない(タイ語も読めない)
ミャンマー側のイミグレで一時入国の手続きをします。
タチレクのマーケットだけならビザ不要で、1人500バーツを支払って緑色の一時入国許可証みたいな紙を作ってもらいます。
イミグレにパスポートを預け、その紙を持ってミャンマーへ入国しました。
ところでガイドさんは出国手続きを特にしていなかった気がするのですが…。
顔パスなのか特別なパスを持っているのか不明ですが、見た限りパスポートを提示するシーンはありませんでした。
謎。
マーケット散策
商店街ですね
イミグレを出て少し歩くとすぐ右手にマーケットへ降りる階段があります。
そこまでの間にタクシーやトゥクトゥクの運転手さんがめちゃくちゃ声を掛けてくるのですが、ガイドさんが「マーケットだけ見てすぐ帰るの」と言うとすぐに勧誘をやめます。
こういうのもツアーでガイドさんがいるメリットですね。
タチレクのマーケットはというと、特にタイとあまり変わりません。
タイバーツも使えます。
タイより少し物価が安かったです。
国境越えてる
特に買うものもないふくねこたち。
マーケットもちょっと飽きてきたかな…と言う頃にスコール!
雨宿りさせてもらった
あっという間にあちこち水浸しになりました。
後ろの人が傘をさすシステム
こんな雨の中でもバイクで移動する人は移動していて、だいたい二人乗りで後ろの人が傘をさしています。
あとみんなお店の前に雨水が集中して垂れる場所にバケツを置いて水をためていました。
冠水防止か生活用水なのか。
雨が落ち着いてきたのを見計らい、タイに戻りました。
再入国の際はまた入国カードを記入します。
すぐに入国できるかと思ったらパスポートを念入りに見ているようで時間がかかりました。
「Can you speack English?」と聞かれた後、
- あとどのくらいタイにいる予定か?
- タイの後どこかに行く予定か?
と質問されました。
2、3週間タイに居る予定というのと、この後マレーシアに行くと答えると、パスポートを再度チェックして入国スタンプを押してくれました。
ホッ。
ミャンマースタンプも付いてる
タイに再入国したので、滞在期間がリセットされ新たに30日が付与されていました。
チェックに時間がかかったのは、タイでの滞在期間を延ばすためにビザラン(一時出国して再入国することで滞在期間をリセットし、ビザなしで滞在期間をゲットすること)する人と思われたからかもしれません。
※タイは2015年夏ころから2回目以降のビザランが禁止されました。
入国してから1週間くらいでの再入国なので深く突っ込まれずに済んだのかもしれません。
これが30日ギリギリとかだったらもう少し厳しかったのかも。
これを入国と言って良いのか謎ですが、世界一周4ヶ国目にミャンマーが加わりました!
※この記念すべきスタンプもリスボンで財布をすられてなくなっちゃいましたけどねっ(泣)!
日本から予約していく場合はこちらで「チェンマイ・チェンライ」のツアーを探すと出てきますのでよかったら参考にしてみてください。
↓