インカ帝国の一大遺跡が残るマチュピチュ。
2017年7月からその入場方法に大きな変更があったそうで、個人での訪問が若干面倒になりました。
そんなマチュピチュに行くため、面倒だけど個人でチケットを手配して行ってみました。
2017年7月からのマチュピチュ入場方法
現在、マチュピチュ遺跡の観光には基本的に以下のルールがあるようです。
1. チケットは事前の予約購入が必要(1日の入場制限あり)
2. 入場時間は2部制で一度遺跡を出たら再入場不可
ー 午前の部:6:00~12:00
ー 午後の部:12:00~17:30
3. 遺跡の入場にはガイドの同伴が必須
ほう。
これはいつものようにとりあえず現地に行って何とかなるもんではなさそうです。
そこでこちらのサイトを参考にさせていただきながら作戦を立てました。
↓
マチュピチュ遺跡に個人で行くためにすること
上記のサイトやその他旅行会社さんの情報などを拝見し、次のような流れで準備を進めました。
- マチュピチュに行く日を決める。
- ワイナピチュ山に登るか決める。
- 列車の空きがあるか確認する。
- マチュピチュ遺跡のチケットを取る。
- マチュピチュ村との往復鉄道チケットを取る。
- マチュピチュ村の宿を予約する。
1. マチュピチュに行く日を決める。
まずはマチュピチュにいつ行くかを決めました。
というのも、「これだけ面倒なら現地ツアーにしちゃおうか~」と言っていたのですが、現地ツアー、特に日本語窓口がある旅行会社は既に間に合わないスケジュールでした。
今思えば現地でいっぱい「マチュピチュ?マチュピチュ?」と客引きしているおっちゃんにーちゃんらに聞けば手配してもらえたかもしれません(ツアー費用は分かりません)。
ただその時は自力で行くことしか頭になかったので自力で手配することにしました。
2. マチュピチュ山に登るか決める。
「ワイナピチュ山」に登るかどうかでスケジュールがガラッと変わります。
そのため早い段階でワイナピチュ登山をするかどうかを決める必要があります。
そしてワイナピチュ山には入場人数の制限があります。
ワイナピチュ山に登るぞー!と決めても人数制限で行きたい日の枠がもういっぱい!ということもあるので、登ると決めたらチケットを早く確保しないとスケジュールに影響します。
ちなみにマチュピチュにはもうひとつ、「マチュピチュ山」という山もあるのですが、こちらはそれほど埋まらないのであまり焦らなくても大丈夫です。
3. 列車の空きがあるか確認する。
マチュピチュに行く日が決まったら、移動手段を確保せねばなりません。
マチュピチュの最寄り駅はアグアスカリエンテスという村にある「マチュピチュ駅」という駅です。
マチュピチュ村は本当はアグアスカリエンテスというのは正式名称がありますが、駅名はマチュピチュ駅でした。
クスコからマチュピチュ駅までは、車で30~45分の「ポロイ駅」、もしくは「オリャンタイタンボ駅」から列車が出ています。
※どちらの駅から出るかは雨季・乾季のシーズンによって異なります。
列車はペルーレイル、もしくはインカレールを利用。
インカレールの方が少し安いようですが、今回大手のペルーレイルを利用しました。
列車はPERURAIL(ペルーレイル)のサイトから購入可能です。
マチュピチュのチケットを購入する前に、一応ちらりと希望の時間の列車の空きがあることを確認しておきましょう。
移動できなければチケットを取っても無駄になってしまいます。
4. マチュピチュのチケットを取る。
MINISTERIO DE CULTURA - BOLETAJE VIRTUAL
日にちが決まったので、先ほどのサイトを参考にしながらウェブからチケットを購入します。
先ほどの2.でも触れましたが、マチュピチュ遺跡を眼下に見下ろせるワイナピチュ山にも登りたい場合は1日の入場人数に制限があり、400人という定員があるので注意が必要です。
そして登山開始時間も指定があり、7:00~8:00、10:00~11:00の2回です(各回200人)。
希望した日付の午前入場の部(6:00~12:00)、ワイナピチュ山の入場が10:00~11:00の回は既に残り9人でした。
この時点で5日前なので、行く日を決めないといつまでもワイナピチュ山に登れないか、登山をあきらめてマチュピチュ観光だけにするかということになります。
マチュピチュ山の定員は1日800人(各回400人)です。
1回の入場で両方の山に登ることはできず、登る場合はどちらかを選択することになります。
マチュピチュ遺跡だけの入場ももちろん可能です。
入場料(大人)
マチュピチュ遺跡+ワイナピチュ山/マチュピチュ山:200ソル(≒7000円)
マチュピチュ遺跡のみ:152ソル(≒5320円)
高いですねー!!!!(泣)
ウェブでの支払いはVISAのVpass設定があるカードのみです。
そしてカード決済の手数料がかかります。
ちなみにクスコ市内で「Boletes a Machupicchu」というマチュピチュのチケットを売っていそうな場所を見つけました。
この時はもう予約後だったのですが、ここで相談するのもありかもしれません。
チケットは印刷して持っていけば当日入場できます(ホテルで印刷しました)。
あと入場にはパスポートも必要です。
5. マチュピチュ村との往復チケットを購入する。
マチュピチュに行く日が決まったので、目星をつけておいたチケットを購入しました。
我々はマチュピチュ村に2泊することにしていたので、列車の選択肢が多くてあまり悩まずに済みました。
クスコからオリャンタイタンボまでは車で約2時間、ポロイまでは30~45分(15分と書いてた人もいた)かかります。
近い方がいいなと思っていたら、ちょうど往路はポロイ駅発の便がありました。
帰りはオリャンタイタンボ駅まで。
ポロイ駅・オリャンタイタンボ駅~クスコの移動はタクシーかバスです。
クスコからポロイ駅までは確実に行きたいので、ホテルでタクシーを手配してもらいました。
ペルーレイルのウェブでのチケット購入は地味に面倒です。
大まかな流れは以下。
往復のチケットを検索して選択
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必要な情報を入力
↓
予約番号の発行
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支払いページで予約番号を入力して支払い
↓
チェックインページで再び番号を入力してチケット引換券のようなものを発行
↓
ペルーレイルのオフィスで本チャンのチケットに引き換え(出発1時間前まで)
これに加え、当日駅で30分前までにチェックインをする必要があります。改札みたいなものですね。
駅でのチェックインはともかく、面倒ですね~^^;
アルマス広場のKFCの隣
ペルーレイスのオフィスはアルマス広場やチョコムセオ(CHOCO MUSEO)の横にもあるので、時間に余裕があればオフィスで直接買うのもありですね。
CHOCO MUSEOの隣にも
我々はアルマス広場のオフィスでチケットを発券してもらいました。
発券時には決済に使用したクレジットカード、パスポートが必要です。
30分前までに駅でチェックインすること、パスポートを持っていくことを注意点として教えてもらいました。
チケットの発券は無料です。
こんな感じのパンフレット(?)に挟んでくれました。
6. マチュピチュ村の宿を予約する
最後にマチュピチュ村のホテルを予約しました。
マチュピチュ村には宿泊施設がsそれなりにあるので、どこかには泊まれるだろうと一番最後にしました。
(無事空いてました。)
本当は全部同時進行でできたらいいんですけどね…。
もしくはキャンセル無料のホテルを仮予約しておいて、マチュピチュチケット、列車のチケットを手配する方法もありです。
これで一応予約が必要なものはすべて手配できたので一安心です。
ガイドはどうする?
遺跡観光の際にガイド同伴が必須となったマチュピチュ。
ツアーであればガイドも一緒に申し込めるのですが、個人ではどうしたらよいのでしょう?
ペルーレイルの方に聞いてみたら、現地でガイドは見つけられるとのこと。
金額は人数とツアーの時間によるようで、10USD~150USDと幅広かったです。
とはいえこれで心配していた問題も解消されました。
あとは現地でうまくガイドを見つけて交渉するだけです(苦手系)。
個人手配はツアーより安い?
今回2泊3日で個人でマチュピチュ行くにあたりかかる費用は以下です。
マチュピチュ入場料:200ソル≒7000円
列車往復交通費:137USD≒15300円
マチュピチュ村~マチュピチュ往復バス:24USD≒2700円
クスコ→ポロイ駅:40ソル≒1400円
オリャンタイタンボ駅→クスコ:8~10ソル≒350円
マチュピチュ村宿泊2泊(朝食込):≒10000円(2人。一人5000円)
合計:31,750円/人
これにガイド料がいくらかかるかによってもだいぶ変わってくるのですが、一万円かかったとしても1人4万円しない額です。
1泊2日ツアーを探したところ今の時期で大人1人4万円以上していたので(ガイド代別)、ツアー同様のチケットを手配してもツアーよりは個人の方が安く行けるようです。
もっと費用を抑えたかったらマチュピチュ村からのシャトルバス分を歩いて頑張ることもできますし、なんなら鉄道を削って線路を歩くコースもあります。
(さすがに今回そこまでしません。)
ただ、ツアーではクスコからオリャンタイタンボ駅までバスで観光しながら移動したり食事が付いていたりすることもあるので、間に合えば正直ツアーを申し込みたかったです。
現地の客引きのおっちゃんに聞けばそういうツアーもあったかもしれません。
誰か聞いてみてください。
マチュピチュ観光はツアーが便利
今回マチュピチュ遺跡の観光をすべて個人で手配しましたが、入場日、時間、列車の組み合わせ、宿の確保、ガイド交渉、鉄道駅までの移動などもろもろやらなければならないことがありました。
行きたい日程と内容だけ選べばいいツアーは何て素敵なんだ!!
と心から思いました。
②では実際にマチュピチュに個人で行った記録をつづります。