1月11日、12日日の夜、カナダのイエローナイフでオーロラ鑑賞ツアーに行ってきました。
念願のオーロラを見ることができました!!
とても感動して素敵だったのですが、とにかく寒さが大変。
冬場のオーロラ鑑賞での注意点と持っていけばよかったものを書いています。
ツアー予約はお早めに
まず、イエローナイフでのオーロラ鑑賞ですが、市内からはほとんど見えないのでツアーへの参加が必須と言えます。
※町外れ(北の方)にあるホテルなら部屋やホテルのラウンジなどから見ることができますが、やはり想像しているものより弱く薄いものになってしまいます。
そのツアーですが、現地に着いて当日申し込もうとしても参加できないことが多いです。
現地に着いて数社に問い合わせ翌日のツアーなら何とか申し込めた方もいるみたいですが、よっぽどのことがない限り事前に予約して行った方が安心です。
ふくねこたちはVELTRAとホットホリデーの旅行エージェント2社から予約しました。
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VELTRAは予約の締め切りが早く、1月1日の時点で11日以降しか申し込めませんでした。
なので1月11日のツアーはVELTRA経由。
現地発オプショナルツアー予約|ホットホリデー 365日の電話対応で安心
こちらのホットホリデーは割と直前まで(1週間くらい前)まで申し込めました。
1月12日はホットホリデー経由のツアーで参加です。
バウチャーが来て中を見てみたら、どちらもツアー催行会社は「ベックス・ケンネルズ」という現地のツアー会社。
鑑賞場所はほんの少し違いましたが、内容はだいたい一緒。
ただVELTRA経由で参加したツアーでは写真を撮ってくれたりするサービスもあったので、その辺りの違いもご紹介したいと思います。
両社とも防寒着はレンタル付きで予約
完全防備
イエローナイフ滞在中、気温がずっと-33℃~-37℃という未知の世界でした。
外を歩くと素肌がむき出しの部位は寒さを超えてヒリヒリしてきます。
イエローナイフの寒さをなめてはいけません。
防寒具のレンタルはツアー中だけにしていたのですが、滞在中ずっと借りるプランにしてもいいくらいです。
ツアー中だけのレンタルだと我々のように日中ホテルから一歩も出られない…なんてことにもなります(ちょっと出たけど命がけ)。
防寒着は次のセットです。
・ジャケット
・防寒パンツ
・ミット(手袋)
・防寒ブーツ
レンタル時に「破損したり失くしたりしたら弁償ですよ」の同意書にサインをします。
11日のツアーではツアー後バスに戻るときジャケット以外返却しましたが、12日のツアーではホテルに回収しに来てくれました。
担当する方によって返却方法が多少異なるようです。
防寒ブーツを履いていても末端冷え性のふくねこはタイツの上に靴下3枚重ね履きしてもつま先が冷えて痛くて大変でした。
つま先の冷えない不思議な靴下が欲しい…と遠い目になったのを覚えています。
ツアーのスケジュール
ベックス・ケンネルズのオーロラツアーのスケジュールは次のような流れでした。
21:30~22:00 ホテル(もしくは集合場所)にお迎え
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鑑賞場所にバスで移動(防寒着をピックアップしに行く場合もあり)
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22:50頃 観賞場所到着・キャビン(休憩小屋)へ移動
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オーロラ鑑賞
※キャビンでホットドリンクが自由に飲めます。0時にスープとパンの提供あり。
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AM2:00 キャビンから撤収
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2:40~3:00 各ホテルに到着
ベックス・ケンネルズのキャビンにはトイレも付いていました。
カップが汚いのは無精で容器を使いまわしたから
スープはどちらの日もお米の入った野菜と角切り肉のコンソメスープでした。
熱々で出してくれるので身体が温まります。
パンは「バノック」という先住民の食べ物で、スコーンとパンの間のような味わい。
室内のヒーターの上で焼かれたバノックにバターとジャムを塗って食べるたら最高でした。
1日目のツアーは日中韓の東アジア連合のようなツアーだったのですが、中国人のお客さんがまだ焼いている途中のパンを開けて食べていて、さすが強いなと思いました。
1月11日に参加したツアー
1月11日に参加したツアーは、日本、中国、韓国のお客さんが混在したツアーでした。
ガイドさんは2名。
大型バスでの移動でした。
バスの中でガイドさんがツアーの流れや注意点、写真のコツ(後述)などをそれぞれの国の言葉で話していました。
1人は中国語(たぶん北京語と広東語、と台湾語?)、もう1人のキムさんは韓国語と日本語。
日本語がすごく上手です!
我々は防寒着がツアー中のみのレンタルだったので、キャビンに着いてから着替えました。
でもバスの中も寒いです。
帰りはジャケットだけホテルまで着させてくれました。
この日のツアーでは参加者グループごとに写真を撮ってくれました。
撮った写真はFacebookにアップされるので、そこからダウンロードできるシステム。
画面の写真を撮っておいて後からアクセス
見てみたら寒さと鳥目(ビタミンA不足か)で暗くて見えなくて顔が硬直していました。
あと写真では撮れませんでしたが、オーロラが大きく空を動いている姿が見られ一同興奮。
生の大きなオーロラに感動しました。来て良かった!
1月12日に参加したツアー
連日になりますが、翌日もツアーに参加。
イエローナイフに来て夜オーロラを見に行かないということはないと思いますが、曇っていたり雪だったりすると見えないので滞在中は予約しておいた方が無難かと思います。
ちょっと高いですが、せっかく来てるのですし!
ちなみに朝の気温は-37℃。
寒さで人が死ぬって想像しづらいけど実感しました。
ところで11日にはカメラを手で持ってオーロラを撮影したのですが、やはりブレてしまいます…。
代わりにこれを三脚代わりにしました。
昼と夜に食べようと思ったら具は入っていなくてただの麦でした。
仕方ないので残っていたパスタ用のバジルソースを振りかけて食べました。
それなりにおいしかったです。
でもこの箱のおかげでけっこうカメラを固定して撮ることができました。
あのテントにも入れる
12日のツアーは参加者が日本人のみで、ドライバー兼ガイドさんも日本人の方でした。
20名ということでバスも小型のバンのような車種。
ドアの隙間風と、窓が閉まらないまま凍ってしまったらしくちょっと開いているところがありかなり寒かったです。
帰りは防寒着を着たままだったので車内で寝るくらいにしのげました。
この日もオーロラの活動は活発だった様子。
特に着いた直後くらいが一番光が強かったです。
あの箱をどう使ったかというと、立てて麦の注ぎ口のようなフタを立て、そこにカメラのレンズを乗せて立てかけ焦点を上に向けました。
なかなかの大活躍です!
オーロラもきれいですが、星空もとてもきれいです。
これは箱を横にしてレンズを上に向けて撮りました。
ISO1600、露光25秒だったかな?
手で持って撮ると寝転んで固定してもぶれちゃいますね。
他の写真もこちらのGoogleフォトで見られるようになっているので、よろしければご覧ください^^
オーロラを撮るコツと持って行った方がよいもの
最後にオーロラ鑑賞のヒントを。
バスの中でカメラの設定を教えていただき、その通りに撮ったらきれいに撮れたので条件を載せておきます。
F値:最小(ふくねこはF2.8で撮影)
ISO:1600程度
露光(シャッタースピード):8~13秒(オーロラの明るさによって調整)
焦点距離も設定可能なら無限大∞に。
持っていけるなら三脚もあった方が絶対いいです。
持ち物:
とにかく防寒対策はやりすぎなくらいでいいと思います。
参加した日は-36度、体感温度は-47度とのことでした。
スキー、スノボウェアなどがあればぜひ。
つま先が冷える方はそれなりの靴下も。足先用ホッカイロは冷えて使えないという声が聞こえました。
そもそもカイロって飛行機で持ってこれるのかな?
と思ったら持ち込めるみたいです(JALさんのQAより)。
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中国、韓国の方は辛いカップ麺を持ってきている人が多かったです。
日本人だけの12日は誰も食べていませんでした。
意外にあると良いのがハンドクリーム。
冷気と乾燥で手がカサカサになり、持っていてよかったです。
レンタルで手袋(ミット)もついてきますが、ミットをしたままカメラのシャッターを押せないので、カメラの操作ができる手袋があると良いです。
でないと-30度の中、素手でキンキンに冷えたカメラ(金属部品はめっちゃ冷える)を触ることになります。
1月の夜でも-17℃程度の日もありますが、それでも寒いのには変わりないので、ぜひ念入りな防寒対策をして素敵なオーロラ鑑賞をお楽しみください!